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津波被害から復興したリゾート地へ

Selamat sore.(インドネシアで夕方に使うあいさつ)
インドネシアに派遣されている竹谷幸です。

この寄稿を書いている今日は、週末の休暇を利用して、西ジャワ州最南端のインド洋に面したビーチリゾートPangandaran(パンガンダラン)に来ています。ここは2006年7月17日に発生したマグニチュード7.7のジャワ島南西沖地震の最大の被災地で、津波が押し寄せたことにより、沿岸の建物や観光施設が破壊されたほか、数百隻の漁船が流され、観光客を含む200人以上の死者と多くの行方不明者が出たことで知られています。

雨季であいにくの天気ですが、波の穏やかな美しい海です

明日、私が派遣されている高校の12年生(日本では高校3年生)が修学旅行でこの地にやってきます。彼らは2006年当時はまだ幼く、この地震のことは記憶にないかもしれません。修学旅行では楽しい予定が満載ですが、この町のいたるところにある避難経路を知らせる看板や津波の到達水位の看板などを目にすることで、自分たちが生まれた頃に起きた大災害について考える機会になればいいなと思います。

避難場所を知らせる看板

海岸だけでなく町のいたるところにある避難経路を知らせる看板

インドネシアは日本以上に大小含め多くの地震が発生する地震大国で、一年あたりの地震発生回数は中国に次ぎ世界第2位とも言われています。日本の地震についても関心があるようで、今年1月1日に発生した能登半島地震について尋ねられたことが何度かありました。今年の授業はすべて終わってしまったので、新年、この修学旅行で被災地を訪ねたことをきっかけに、同じ地震大国である日本の自然災害、防災対策や復興活動等について文化紹介ができればと考えています。

Writer
インドネシア 西ジャワ州
竹谷 幸さん

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