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2025年秋、「ベトナム発 日本の秋」をお届けします!

Xin chào! こんにちは!ベトナム・ビンズオンに派遣中の海崎千恵子です。

私の派遣先校は中学校2校。現地の日本語の先生は3名、受け持ち生徒は約500名です。NP(日本語パートナーズ)の主な役割は、日本語授業のサポートと、文化紹介です。今回は、NPがメインで実施することの多い文化紹介の授業についてご紹介します。

文化紹介の授業では、生徒自身が手を動かし、日本文化を体感できることを心がけています。例えば、もみじの切り絵。テーマは、「日本の秋を感じながら、日本の秋をつくる」。日本の秋を想像し、どんな作品にするか考え、もみじを切り絵で作り、貼っていく。完成後は教室に展示し、授業後も日本の秋を感じられるようにしました。

みんなで、もみじの絵をつくります

作品を展示し、授業後も、日本の秋を楽しみます

茶道では、まず、「おもてなしの心」、「一期一会」について伝えます。それから、抹茶の香りを楽しみ、実際に茶筅で抹茶を点てる。五感で感じてもらいます。

「一期一会」について伝えます

実際に、茶筅で抹茶を点てます

限られた時間(45分)でやりきれるのか、生徒に日本文化の「心」を伝えられるのか等、不安に思うこともありますが、準備、タイムマネジメントをしっかりすること。そして、何より、集中して取り組む生徒の姿、その笑顔を見ると、「まずはやってみよう!体験してみよう!」が重要だと思っています。

そして、もみじの切り絵の何枚かは、2025年秋にデザインフェスタギャラリー原宿で展示し、「ベトナム発 日本の秋」をお届けする予定です。日本の皆さんに、「ベトナムで日本語を学び、日本の秋を想像し、もみじの切り絵をした生徒たちがいる」ことに、思いを馳せていただけたらと考えています。これは、先生、生徒のみなさんのご厚意により実現します。生徒のみなさんは、東京・原宿に、自分の作品が展示され、日本人や、いろいろな国の人が見るかもしれない!と、喜んでいます。これが、彼ら彼女らの日本語、日本文化を学び続けるモチベーションになり、日本、世界に目を向ける一助になれば、と思っています。

派遣期間も残り6か月弱。ベトナムの学校行事、生活も楽しみながら、日本語ネイティブスピーカーとしての役割を全うし、生徒の心に響く文化紹介をしていきたいと思います。

Writer
ベトナム ビンズオン
海崎 千恵子さん

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