みなさま、こんにちは。
タイのウドンターニーに派遣されている神﨑です。
今回はイサーン地方(タイの東北部)のウボンラチャタニ県のパーテム国立公園を紹介します。私の住むウドンターニーはイサーン地方の北部にあります。そこから東南400kmにラオスとカンボジアに接しているウボンラチャタニ県があります。キャンドルフェスティバルで有名なウボンラチャタニ市から東へ100kmにパーテム国立公園があります。ここはタイの最東部で、断崖絶壁に3000~4000年前の壁画(Painting Clife)があり、遊歩道が整備されています。実は私のお気に入りの場所です。
雄大なパーテム国立公園(断崖絶壁の向こうはメコン川、対岸はラオス)
パーテム国立公園の面積は340平方kmです。Khon Chiam地区は、ムー川とメコン川の合流地で川の水が色違いで流れ、通称 Two Calor Riverと呼ばれています。雨期の間は川の色違いがはっきり見られます。次のパーテム地区では、Rock Pillarsといわれるマッシュルーム状の奇岩が入口。200mの断崖絶壁上に広場があり、Visitor Centerが設けられています。
ここにはタイの最東端の碑があり、“タイで最初に日の出・日没を見ます”と書かれています。
タイ最東端を示す石碑
さあ、パーテムの壁画見学です。急な階段を下ると崖の側面に遊歩道が作られており、壁画を見ながら歩きます。反対側は絶壁ですが、メコン川の雄大な流れを見られます。壁画とメコン川・雄大な自然。4000年もの間、皆、同じ景色を見てきました。心が落ち着きます。
断崖絶壁の遊歩道
壁画は4つの場所に分かれています。壁画2が一番長くて180mあります。メコン大鯰の壁画や象等もみられ、昔の生活が想像できます。なぜここに描かれたかは不明ですが、雄大な自然に誘われたのでしょうね。
壁画グループ2のメコン大鯰の絵 180m絵画が続きます
さようならの石碑
最後に公園を出る時にさようならの石碑があります。タイ語・日本語・仏語・英語・独語・中国語の6か国語で書かれています。この地の歴史に関わる言語ですね。外国語では日本語が一番に書かれていたのもうれしいです。皆さんも4000年の歴史に触れてみませんか?