Maayong hapon~!(ビサヤ語でこんにちは)
フィリピン・セブ島に派遣されている岡です。
最近は簡単なビサヤ語(フィリピンの現地語)である「usa(1人・1つ)」や「naa/wara(ある/ない)」等が会話の中で使えるようになり、派遣開始から4か月経ってやっと現地の人と親密に会話できることが増えたなと感じています。
さて、お正月休みが明けて初めての文化セッションで行った内容は「Japanese New Year」です。お正月に食べる料理(おせち料理の意味)、お正月によく遊ぶゲーム、お正月に日本人がやること等、日本のお正月にまつわる紹介をしました。また、実際に福笑いを実施してみました。
福笑いのルール説明をし、クラスを2つのチームに分けて対戦方式でゲーム開始!ただし、今回は特別なルールを生徒たちに課しました。それは、「指示に使っていいのは日本語のみ」というものです(ゲームの前に「目、鼻、口、眉毛、ほっぺ、上下左右」をみんなで練習しました)。
G7(日本でいう中学1年生)の福笑いの様子
G10(日本でいう高校1年生)の福笑いの様子
さて、ゲームを観察していると各学年で違いがあることに気づきました。
まずG7のクラスはとにかく叫ぶ叫ぶ(笑)。日本語なのか英語なのかビサヤ語なのかも判断できないほどです。
G8(日本でいう中学2年生)のクラスは、ついついビサヤ語が出てしまう生徒が多かったですが、日本語での指示も聞こえてきました。
G9(日本でいう中学3年生)のクラスは、日本語で指示が出せていましたが、間違えて覚えていたためうまく指示が通らない場面もありました。
最後にG10のクラスは、日本語でしっかりと指示が出され、その指示も正しく通るので、2チームのうちどちらのチームが早く終わるかの時間勝負になっていました。
そして全クラスに共通していたことは、みんなゲームが進むにつれてだんだんと笑顔が増えていったということです。
授業後に生徒から「こんなに笑顔になるから日本人はお正月に福笑いをするんだね」という言葉をもらいました。「福笑いはお正月にやるもので、変な顔になって笑いが起こるというのは当たり前」と思っていた私は、なぜ日本人が福笑いをするのかをフィリピンの生徒たちに教えてもらったように感じました。