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Tết(お正月)の準備、日本と似ているところがありました!

Xin chào! こんにちは!ベトナム・ビンズオンに派遣中の海崎千恵子です。

ベトナムは旧暦で新年をお祝いするため、今年の元日は、1月29日でした。お正月を迎えるためのバインチュン(お正月料理)づくり、そして大晦日の儀式をご紹介します。

お正月にかかせないのが伝統的なお正月料理のバインチュン。担当している生徒のお宅に誘っていただき、バインチュンづくりを体験しました。

◆材料:もち米、味付けした豚肉、緑豆、ラーゾンという大きな葉
◆作り方:
①木枠にラーゾンの葉を敷く。4枚のうち2枚は裏返しにして葉の色がもち米につくようにする。四隅に小さい葉を折って敷く。
②米→緑豆→豚肉→緑豆→米の順に敷き詰め、葉で巻いて、縛る。
③お湯をわかし、14時間ゆでる。
※作り方、ゆで時間は家によって違うようです。

木枠にいれて作るところは、日本の押しずし、葉に巻いてゆでるところは、日本のちまきに似ています。日本のおせち料理と同様、今ではお店で買う人も増えたとのこと。年の瀬に、みんなでおしゃべりしながら作るバインチュン。継承されていきますように。私も、おせち料理はほぼ購入していましたが、来年は少し作ってみようと思います。

みんなでおしゃべりしながら作ります

バインチュン完成!これから14時間ゆでます

大晦日(1月28日)は、フエで儀式の体験をしました。ご先祖様のために、食べ物や果物等のお供えをし、線香をたきます。線香の火が消えたら、あの世でご先祖様が困らないように、紙のお金を燃やします。沖縄にも旧盆に、ご先祖様のために紙のお金「ウチカビ」を燃やす風習があります。ベトナム、沖縄のこの風習は、中国文化の影響があるようですね。

お供え物。線香の火が消えたら、紙のお金を燃やします

紙のお金を燃やす。大晦日の夜、炎が美しく浮かびあがる

ベトナムと日本、バインチュンの作り方、先祖のための儀式、似ているところがありました。これからも、違いを知るだけではなく共通点も見つけ、ベトナムのみなさんと交流していきたいと思います。

それにしても、バインチュンは美味しかったです。日本でもこの時期、各地でベトナムの新年を祝う交流会があります。機会があったら、ぜひ食べてみてください。

バインチュン
Writer
ベトナム ビンズオン
海崎 千恵子さん

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