Xin chào!(こんにちは!)
ベトナム・ビンズオンに派遣されている市川友理です。
今日はベトナムのテト(旧正月)の過ごし方についてご紹介します!日本の元日は1月1日ですが、ベトナムでは旧暦に基づいて新年のお祝いをします。2025年は1月29日が元日でした。
たくさんの国旗が飾られている近所の市場
テトが始まる数週間前から街中には国旗が飾られ、毎日のように花火が上がり近所ではカラオケや忘年会等を楽しむ人々の姿が多く見られました。子どもから大人まで、テトを楽しみにしている様子を見ていると、私もワクワクした気持ちになりました。
忘年会に飛び入り参加
この日はベトナム語レッスンからの帰宅途中、アパートの前で忘年会をしていた皆さんに声をかけてもらい、急遽参加させていただくことになりました。手作りの美味しい料理もご馳走になり、近所の皆さんと楽しい時間を過ごしました。
テト休暇に入ってからは、生徒のお宅にお招きいただき、皆でバインチュン作りをしました。バインチュンとは旧正月のときに食べる伝統的なちまきです。
皆でバインチュン作り
四角い木の枠に大きな葉を何枚も重ね、その上にもち米、緑豆、豚肉、もち米の順番で入れていきます。最後に、水に浸した柔らかく細い竹でバインチュンを包みます。葉の重ね方や結び方にも決まったやり方があり、初めはなかなか上手く作れませんでしたが、いくつか作っていくうちにだんだん慣れて綺麗なバインチュンが作れるようになりました。
完成したバインチュンは大きな鍋に入れて、なんと14時間も茹でます!その間、炭火を絶やさないようにするのもなかなか大変な作業です。
完成したバインチュン!
そして次の日、完成したバインチュンを皆で食べました。柔らかくなった豚肉と緑豆の味がもち米に染みていてとても美味しかったです!スーパーや市場にも売っているそうですが、皆で一緒に作った分、より美味しく感じますね。食べきれない分は冷凍しているので、これから少しずつ食べるのが楽しみです。
テトに家族や親戚と集まり、お喋りしながら一緒にバインチュンを作るのは本当に素敵な時間だと感じました。私の中でまた一つ、ベトナムの好きなところが増えました。貴重な経験をさせてくれた生徒とご家族には感謝です。
テトの飾りの前で
最後に。
生徒のお姉さんがアオザイを貸してくれたので、テトの飾りの前で写真を撮ってもらいました。学校やカフェ等でこの飾りを見たことはありましたが、まさか家の中にあるとは驚きです!
私にとって初めてのテト休暇、まわりの人たちのおかげで楽しい思い出がたくさんできました。日本語パートナーズとしての派遣期間も折り返し。残りの時間も感謝の気持ちを忘れずに、楽しみながら活動していきたいです。