こんにちは、タイ・バンコクに派遣中の堀本万里子です。
バンコク、サムセンウイッタヤライ・スクールに派遣され、あっという間に最終日となりました。到着後の王妃誕生日のお祝い、カオパンサー(入安居)と、タイらしい行事からスタートし、ワイクルー(教師や目上の人に対し敬意と感謝を表す日)、体育祭、クリスマス、子どもの日、学校創立70周年パーティー等、大がかりな行事が次々と行なわれました。さらに、2月11日にはM6(高校3年生)の卒業式が開かれました。一張羅の浴衣でいつもより早く登校すると、卒業生550人が既にグラウンドの芝生の上に座っていました。促されるままに椅子に座り生徒たちと向かい合いました。
校長挨拶のあと、コサージュを10個ぐらい渡されました。どうするのかと思うと、生徒たちが順番に教師の前に座りコサージュを胸に付けてもらうのです。最初に来たのは日本語科の生徒、その後もどんどんと生徒たちがやって来ます。知らない生徒の方がずっと多いのですが、コサージュを付け、簡単な英語でお祝いを言い写真を撮りました。次いで彼らが向かうのは学校入り口の金色の知恵の仏様です。蓮の花を取り、仏様に供えていきます。ここまででもう、私はウルウル。私にとってこんな行事は初めてでした。続いて在校生が応援する中、5色のチームカラーの旗を振り、太鼓をたたいてエール交換。
胸にはコサージュ手には蓮
その後はホールに大移動。ユーモアたっぷりの校長訓話に笑い、お経を唱え、僧侶の説法を聞きます。今度は白い紐が配られました。生徒の手首に巻いていくのです。今度も誰が来るかわかりませんが、日本語科の生徒がうまい具合にやって来たときは感激です。ここで卒業式セレモニーはいったん終了。午後からは一転してバンド演奏、歌って踊って盛り上がります。私も一緒に楽しみました。
バンドメンバーは4人が日本語クラスの生徒
派遣先校では卒業式後に卒業試験があり、正式な式典は3月頃だとか。王室関係者をお招きするからか日程は調整中らしいのです。こんな風に最後の最後までサプライズに満ちた10か月。2月14日、バレンタインの日はみんなでハートのシールを貼りあうそうで、生徒たちからのカードやプレゼントをいっぱい抱え、いっぱいハートを貰って学校を後にしました。
日本語パートナーズとして受け入れて貰えたことに心から感謝します。