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食でつながる

初めまして!タイ中部のサラブリーに派遣されている大屋沙緒です。

もう少しで派遣期間が終わってしまうのですが、今回が初めての投稿になります。10か月間思い出がたくさんあり、皆さんに共有したいことがたくさんあります。今回はタイの食生活で感じたことをお話ししたいと思います。

タイの住居にはキッチンがないのが一般的で、たくさんの人が屋台やレストラン、市場等でご飯をお持ち帰りして家で食事します。もちろん私が住んでいるアパートにもキッチンはないため、基本的に外食をするかお持ち帰りするかの2択です。

派遣当初はタイ語もあまり話せなかったため、ご飯を買うことだけでさえ緊張していました!なので、CP先生(現地の日本語の先生)と一緒に行ったことのあるお店に通って顔を覚えてもらったり、自分自身を慣らしていきました。そしていつの間にか自転車を走らせていろんなお店に挑戦するようになっていました。

タイならではで面白いなと思うのは、いつの間にかお店の方たちとのつながりができていることです。日本人というだけで、お店の方に印象を残すことができますし、顔を覚えてもらえやすいです。注文して、お金を払って、ご飯を受け取って終わりなのではなく、待ち時間や帰る前に会話がたくさん生まれます。「今日も暑いね」「これは辛くないから食べてみて」「昨日来なかったけど元気だった?」そんな何気ないやりとりが、気づけば毎日の楽しみになっていました。

また、屋台の方だけでなく、一緒に食事をする人とのつながりも感じることができました。先生方や生徒たちと一緒に食べるご飯は、ただの食事ではなく、笑い合ったり、お互いの文化を教え合ったりする大切な時間でした。「これは日本では食べる?」「タイではこうやって食べるよ!」そんな会話を通して、相手のことをもっと知ることができました。食べることは、ただお腹を満たすだけでなく、人と人とをつなげる大切なものなのだと改めて感じました。

私が充実した派遣生活を送ることができたのは、生徒や先生たちのおかげなのはもちろんですが、街の方々の温かさにも支えられてきたからだと思います。この街が大好きで、ずっとここにいられたらいいのに——そう思えるほど、素敵な環境で過ごせたことがとても幸せでした。

帰国が近づくにつれ、お世話になったお店を一軒一軒回り、お礼を伝えました。どのお店の方も別れを惜しんでくださり、「元気でね、また来てね」と温かい言葉をかけてくれました。この街に来ることができて、本当に良かったです。

大好きなトムヤムヌードル

いつも素敵な笑顔で迎えてくれました

最後の日にもらったお手紙 宝物です
Writer
タイ サラブリー
大屋 沙緒さん

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