Wilujeng sonten!(スンダ語でこんにちは)
インドネシア・バンドンに派遣されていた安田 胡桃です。
今回は、生徒たちと踊ったインドネシアの伝統舞踊について綴りたいと思います。
私は以前からインドネシアの伝統舞踊に興味があり、派遣期間中に経験するという目標がありました。そこで、日本語クラスの生徒たちを集めて毎週金曜日の放課後に練習することにしました。生徒たちは全員が舞踊経験者のため、練習の中でコツを教えてもらいながら伝統舞踊の独特な動きを学びました。
練習後に生徒たちと一枚!
使用した楽曲は、「Manuk Dadali(マヌック ダダリ)」というスンダ語の曲です。練習は順調に進み、本番前日には代表生徒と一緒に衣装チェックへ行きました。学校から車で一時間ほど走った場所にある伝統舞踊の衣装を取り扱う店で、サイズや色を相談しました。頭からスカートまでの1セットでRp.75,000(約750円)でした。とても安いです!
衣装チェック中!
本番の舞台は、私の送別会でした。ありがたいことに全校生徒が集まる送別会を開いてくださったのです。
ふと前を見ると、校庭に掲げられた大きな横断幕には私の写真がプリントされていて、その横には「さようならは はじまり」と書いてありました。涙をぐっと堪えました。
本番の様子
あっという間に本番が終わり、ほっとしました。また想像以上に見てくださる方々が多く驚きましたが、楽しんで踊ることができました。
私が言い出したことに何も言わず、最後まで協力してくれた生徒たちには感謝してもしきれません。私と一緒に踊ってくれて、本当にありがとう。
本番直前にみんなで一枚!がんばろう!
派遣中の寄稿は、今回が最後になります。
私にとって、この派遣期間は夢のような半年間でした。現地の日本語の先生はこの踊りプロジェクトの間も常にあたたかくサポートしてくれました。
とにかく伝えたいことは、感謝の気持ちです。
派遣先校のみなさん、私のことを受け入れてくださってありがとうございました!
またいつか、この地に戻って来られますように。