こんにちは!ベトナム・ハイフォンに派遣中の平木咲衣です。
ベトナムのお正月(旧正月・テト)では、日本の「書き初め」と似た習慣があるということを知りました。しかし教室で聞くと、多くの生徒が書道をしたことがないと言います。実際、私も日本でプライベートで書き初めをしたことはなく、小中学校の授業で習字を行った記憶しかありません。ベトナムで習字の授業はないので、生徒たちは体験する機会がないようです。
まずは身近な書道について紹介します。例えばお菓子のパッケージや和食屋のメニュー等、生活の中で筆字は多く見かけます。手書き感のある筆字メニューを見せると、「これ日本語ですか!?読みにくいです!」と驚きの声が教室に響きました。
年賀状や命名紙等、伝統的な使い方にも少し触れたあと、日本の「書道部」についても紹介しました。派遣先校には多種多様な部活がありますが、書道部はないようです。書道パフォーマンスの動画を見せると、すごい!の声が上がりました。
いよいよ体験活動に入ります。書道にはたくさんルールがあると思いますが、今回意識してほしいのは「とめ・はね・はらい」だけです。書く言葉も、自由に選んで下さいと伝えました。
これは水墨画になるのでしょうか?じょうずです!
2コマ(90分)使って、生徒たちの作品が完成しました。自分の名前を漢字にして書いた人もいれば、目標や好きな漢字を書いた人もいます。こうして見ると、個性が出ているなと感じます。また、墨汁の独特な香りに驚く生徒もいました。
大きく力強い字を書いてくれました!
日本の元号「令和」を書いた生徒もいました!
私も知らない漢字があって、勉強になります!
「健康」や「幸福」が人気でした。確かに大切ですよね!
書道は準備や片付けが大変ですが、生徒たちの楽しそうな様子を見ると、実施できてよかったなと思います。また私も久しぶりに書道をして、日本の文化を再認識することができました。
残りの活動日数も限られているので、生徒たちの楽しい!をパワーに、文化紹介を行いたいと思います!