こんにちは!インドネシア、東ジャワ州派遣の藤田です。約7か月の派遣期間を終え、辛かったこともありましたが、それを超える達成感と感謝の気持ちでいっぱいです。
渡航後の1、2か月は、授業中一言も発さず座ったままという日々が続き、渡航前に考えていたような文化紹介や発音モデルができず、何のためにここにいるのか悩む日々でした。
そんな時、他のNPの派遣先校に訪問する機会がありました。その方は、常に笑顔を絶やさず、楽しそうに見えました。食堂で生徒に話しかけたり、廊下ですれ違った生徒に明るく挨拶をしたり、学校に元気を与える存在になっていました。それに対して、私は小さなコミュニケーションの積み重ねや活動を楽しむ気持ちを忘れていたことを痛感しました。
派遣先校以外にも約8校の学校を訪問し、文化紹介を行いました
それから、できることを積み重ね、楽しむ気持ちを忘れないことを目標にしました。日本語の授業では、生徒の近くに座り、たくさん話しました。生徒は「日本は雪が降るの?」や「日本の学校はどんな感じ?」と日本に興味を持ってくれました。また、生徒のノートを見て回り、「いいです!!」と褒めることを意識しました。褒められると嬉しそうに顔を赤らめながら「ありがとう」と言う姿が愛おしかったです。授業以外でも、生徒と廊下ですれ違うと挨拶をしたり、一緒にスポーツをしたりとたくさん交流しました。
授業中は前に座らず、生徒の近くに座って
たくさんコミュニケーションをとりました
そんな私を派遣先校の先生たちはいつも見てくれていました。「ゆりさん、すごいね!」「インドネシア語が上手になったね!」と肯定的な言葉をいつもかけてくれたおかげで、いつの間にか純粋に学校での活動を楽しむことができるようになっていました。
派遣先校の先生たちは、いつも私を気にかけてくれました
日本語の先生たちとは休日にたくさんの場所に遊びに行きました
活動が残り1か月となった頃、ある生徒から「先生はお姉ちゃんみたい」と言われました。その言葉を聞いたとき、思わず涙が出そうになりました。友達でも先生でもないと悩んだ自分が、やっと自分なりの存在意義を見出せた気がしたからです。
派遣先校に行く最後の日に貰ったたくさんのプレゼント
皆とのお別れはとても悲しかったです
NPに参加できて心から感謝しています。これからも日本とインドネシアのために活動を続けていきたいです。