Selamat pagi(インドネシア語でおはようございます)、インドネシア・北スラウェシ州・トンダノに派遣されていた浅野夏輝です。
インドネシア21期は先日帰国しました。私の、7か月の派遣が終了した瞬間の気持ちについて話します。
半年ぶりの名古屋駅に到着
ジャカルタから飛行機でおよそ8時間のフライトを経て、私たちはついに日本に帰国したわけですが、私はどうにも心にぽっかり穴が空いたような気持ちでいました。インドネシアでの活動は当然楽しいことばかりではありませんでしたので、7か月間の派遣をやり遂げた達成感は相当なものでした。だから任地を離れジャカルタで帰国の手続きをする最後の1週間は、帰国がまちどおしい気持ちとさみしい気持ちの半々でした。でも、成田空港に到着したときも、久しぶりに家族と寿司を食べたときも、半年ぶりの母国や日本食に安心感を覚えませんでした。私は半年も連続して家族と離れることはもちろん、外国に住むことが初めてだったので、自分でも意外な気持ちでいました。
ミナハサの文化センター
私なりにこの気持ちの理由を結論付けるとするならば、第2のホームができたからだと思っています。半年の間、毎日のように通っていたあのカフェも、歩くのに苦労したあなぼこだらけのあの道も、すべて日本から5,800km離れたところにあります。こんなにも離れているのに、心ではすぐそこにあるような感覚があります。これが帰国したての私の気持ちです。
派遣先校のみなさん
私はトンダノを案内できる日本人になりました。帰国後に友人に会うときは必ず、インドネシアの伝統的な民族衣装であるバティックを着ていきます。これからは日本文化を紹介する人ではなく、インドネシア文化を紹介する人です。インドネシアを愛する日本人として、できることはたくさんあります。まずはこの記事をここまで見てくださったあなたに、インドネシアのすばらしさを紹介するところからです。