Selamat siang semuanya!!(インドネシア語で、こんにちはみなさん!)インドネシア・スメダンに派遣中の儀間大輝です!!
今回はイスラム教のラマダンについて紹介したいと思います。断食をする期間をラマダン月といい、イスラム教徒は30日間、断食をします。現在(2025年3月14日時点)は、インドネシアはラマダンの真っ最中で、インドネシア人のイスラム教徒は、断食をしています。ラマダン期間中は日の出から日没まで、断食はもちろんのこと、禁煙、性交渉等を控えなければなりません。私はインドネシア滞在期間がラマダン月に少しだけ被っていたので、1週間だけ断食に参加しました。今回は、私が断食に参加した1日目の話を紹介したいと思います。
断食1日目はSahurと呼ばれる、断食前の食事をしました。私は、断食初日は夜中の3時半に起きてSahurをしました。Sahurの時は、おにぎりや、ソーセージ等の腹持ちがいいご飯を食べ、お水を飲みました。Sahurの時間は、1回目のお祈りが始まる時間までなので、その時間まではたくさん食べて、たくさん飲みました(笑)。たくさん食べて、飲んだ後は、すぐに寝て日の出からの断食に備えました。
Sahurの時の食事(初日はおにぎりと、ソーセージ)
1日目はSahurの時にご飯やお水をたくさん食べて飲んだおかげか、お昼頃までは喉も全く乾かなかったですし、お腹も空きませんでした。しかし、何も食事を取っていないため、口はとても臭くなりました。CP先生(現地の日本語の先生)に聞いたところ、イスラム教の教えでは、断食中の口の匂いは天国の匂いと言われているそうで、とても興味深い話だと感じました。
また、断食中、体はずっとだるく、一日中眠かったです。なので、眠気覚ましに外へ繰り出し、街を歩いていたのですが、とても面白いものを見つけました。
断食中の飲食店の様子
断食中は基本的に営業している飲食店は少なく、営業していても白いカーテンで中が見えないようになっています。このように、断食中の人に対して配慮している店もあり、とても驚きました。もし中が見えていたら、私は誘惑に負けて絶対にご飯を食べていたと思います。この白いカーテンに本当に救われました(笑)。
そして、待ちに待った4回目のお祈りの時間!!この時間になると日も沈み、ご飯を食べたり、お水を飲んだりすることができます。これをインドネシア語でBuka puasa(断食明け)と言います。私は1日目のBuka puasaをCP先生と自分の派遣地域の近くに住んでいる日本語パートナーズの同期と一緒に過ごしました。
Buka puasaの様子
この時は本当にお腹が空いており、かなり料理を注文したのですが、不思議なことにいつもより食べることができなかったです。空っぽの胃に急にご飯を入れると、全然入らないものですね(笑)。でも、最初の一口は本当に涙が出るぐらい美味しかった記憶があります。
1週間だけラマダンに参加して感じたこととしては、人それぞれ体質等によって違いはあるかもしれませんし、断食を1か月間続けると話は変わってくるかもしれませんが、私にとって苦に感じるものではありませんでした。
インドネシアでこのような貴重な体験をすることができて本当に幸せでした。ラマダンに参加することで、断食中の現地のイスラム教徒の気持ちを理解することができましたし、何より、日本では体験できないようなことができ、私にとって刺激的な1週間になりました。みなさんもぜひ断食にCOBA(インドネシア語で挑戦)してみてください!!