みなさん、こんにちは。台湾・高雄に派遣されている青山南です。
今回は、台湾の高校生についてご紹介したいと思います。日本語クラブに所属している1年生(日本での高校1年生)にインタビューをした内容をもとに書いてみました。
インタビューに協力してくれた生徒
【登下校】
派遣先校の生徒たちは、朝8時に登校して、午後4時15分に下校します。授業数は7時限ですが、8時限まである学校もあるそうです。登下校の方法は、半分以上の生徒が家族に送迎してもらっています。ほかにも、スクールバスや公共バス、自転車で通う生徒もいます。
授業中、「私は小学生のころから、自分で歩いて通っていたよ」と話したら、生徒たちはとても驚いていました。また「日本は、歩道が整備されているからだよ」とも言っていて、たしかにそうだなと感じました。台湾はバイクの交通量が多く、歩道も少ないため、安全のためにこのような登下校になっているのだと思います。
【服装】
私が派遣されている高校では、登校時の服装が自由であることに驚きました。制服はありますが、普段の授業で着ている生徒はほとんどいません。体操着や、クラスやクラブで作ったオリジナルTシャツを着ている人が多いです。Tシャツにジーパンという服装の生徒も大勢います。先生方も、日本のようにスーツを着ている方はいません。初めはとても驚きましたが、今ではすっかり見慣れました。
日本語クラブで作ったTシャツを着ている生徒たち
【昼休み】
昼ごはんは、給食を食べている生徒が多いです。学校の購買で買う生徒もいますし、ほかの学校では、デリバリーサービスを利用する生徒もいるそうです。デリバリーサービスが発達している台湾ならではの文化でとてもうらやましいです。
そして、私がいちばん驚いたのは「昼寝の時間」があることです。昼休みはだいたい1時間ほどあり、昼食後の30~40分間はカーテンを全て閉めて教室を暗くして、本格的に昼寝をします。
「日本に昼寝の時間なんてないよ!」と伝えると、「えー!だって夕方から塾もあるのに!寝ないと夜までもたないよ!」との返事が。そうなのです。実は、私の派遣先校の生徒たちは、学校が終わったあと、ほとんどが塾に通っています。インタビューした生徒は、週に5日も塾に通っていました。本当にすごいです……!!
最後に、「日本語の授業にどんなことを求めますか。」と生徒たちに聞いてみました。
・日本人しか知らなさそうなことを知りたい
・日本の名物を知りたい
・日本人が日本語を話しているのを聞きたい
等の答えが返ってきました。
残り2か月間、生徒たちのリクエストに応えられるように、楽しく活動していきたいです。