Xin chào!(こんにちは!)
ベトナム・ビンズオンに派遣されている市川友理です。
ベトナムと言えばバイク大国!道路を埋め尽くすたくさんのバイク、鳴り響くクラクションの音、3人乗り……等、日本では見たことのない光景に、初めてベトナムに来た人はきっと衝撃を受けるでしょう。ですが、ベトナムの人々にとってバイクは欠かせない存在なのです。今日はそんなベトナムのバイク事情をご紹介します。
ベトナムの日常生活で、バイクは人々の足となってあらゆる場面で使われています。私の住居の近所には市場や食べ物の屋台があり、バイクに跨ったまま買い物をする人もいます。
屋台でテイクアウトをする二人組
日曜日の朝、バインミー(ベトナムのサンドイッチ)を待つ人々
バイクの荷台に果物や野菜を積んで商売をしている人も多いです。売る人も買う人も、このような光景はベトナムならではだと感じます。
また、バイクの上で寝ている運転手もよく見かけます。上半身はシートに、足はハンドル部分に乗せているその姿に、器用だなあといつも感心します。
そして、学校までバイクで子どもを送り迎えする光景もまたベトナムの日常です。
朝、学校へ行く途中でタクシーから見た光景
私の派遣先校では、お昼の時間は一度家に帰る児童・生徒が多いので、朝・昼・夕方の学校は送り迎えをする多くのバイクで溢れかえっています。
イベントの際もバイクは大活躍です。旧正月(テト)のときには、なんと荷台に菊の花が積まれていました。見ているこっちがヒヤヒヤしてしまいます。
荷台に菊の花を積むバイク
国際女性デーのときには、プレゼント用の花束が積まれていました。後ろからは運転手が見えないほど高いです。この状態で運転できる技術もすごいです。
国際女性デー用の花束を売るバイク
一方で歩行者ですが、横断歩道や信号のある道路も安心して渡ってはなりません。左右からバイクや車が走ってくることも多いので、どのような状況でも確認は欠かせません。ベトナムに来た当初は「青信号なのに!」と驚きましたが、約8か月住んでいると道路の渡り方もだんだんと慣れてくるものです。
実は2025年からベトナムの交通ルールが変わり、交通違反の罰金額は大幅に増額されました。これにより不便なことも増えたかもしれませんが、どうか安全運転を心がけて事故に遭うことなく過ごしてほしいと願うばかりです。そしてぜひ皆さんにも、安全に気をつけながらバイク大国ベトナムの喧騒を体感して欲しいです。