みなさんこんにちは!(大家好!)台湾の南投県に派遣されている大場淑美です。
私の派遣先校「国立水里高級商工職業学校」(通称:水里商工)は、個人的な感想ではありますが、学校行事がとても多い学校です。学校行事の際に大活躍なのが2年生(日本でいう高校2年生)です。私の所属する応用日本語科で行われる行事はすべて2年生が企画、実行します。例えば、10月に行われた歓迎会では、招待状作成、先生方の招待、会場の準備・設営、当日の司会進行、音響や映像の調整、記録写真撮影、片付け等々、たくさんの任務を2年生で分担して担当してくれました。
忘年会で司会進行をする生徒たち
歓迎会で音響や映像の調整をする生徒たち
日本語の学習面でも2年生になると学習内容が少しずつ難しくなり、小テストも増え、日本語能力検定試験に向けて通常授業後に補習授業も加わります。社団(日本でいうクラブ活動)においても中心となり活躍し、その上日本語関連のコンテストにも出場します。台湾の学校ではお昼休みに昼寝をする習慣があるのですが、2年生はその暇もないほど動きまわっています。
真剣に授業に取り組む2年生
準備に参加に大忙し!運動会での10人11脚の様子
そんな勉強も学校行事も忙しい2年生に、少しでも楽しい時間を過ごしてもらえるように日本文化紹介授業の内容を考えています。応用日本語科の生徒は大学入試の受験科目に日本語があり、授業は日本語能力の向上が第一目的です。そのため文化紹介に使える時間は多くありません。少ない機会でなるべく楽しんでもらえるように知恵を絞っています。文化紹介の授業中、真剣ながらも途中で笑顔が見られると私もほっとします。
「フルーツ大福づくり体験」完成後の記念撮影
特に食べ物の文化紹介は教室が汚れてしまうことも多いのですが、すぐに気が付いて掃除してくれる生徒たち、その思いやりにいつも助けられています。水里商工のいちばんの働き者の2年生は縁の下の力持ち、みんなの学校生活を支えてくれています。いつも本当にありがとう!次の文化紹介もがんばって考えます!