みなさん、こんにちは。台湾・高雄市に派遣されている青山南です。
早いもので、台湾での活動も約9か月が経ちました。毎日の生活の中で、日本ではなかなか出会えない、たくさんの「おいしい!」に出会ってきました。今回は、そんな台湾で出会ったお気に入りの料理や食文化をご紹介したいと思います。
1「鶏肉飯」(ジーローファン)
鶏肉飯は嘉義県の名物で、ご飯の上に鶏肉がのっていて、そこにタレがかかっています。本当に美味しいです!!最近、住居から徒歩2分の場所に鶏肉飯のお店ができたので、週に1回は通ってしまうほどお気に入りになりました。嘉義で食べたときは、なんとたったの40元(約200円)!台湾料理の美味しさと安さには、いつも驚かされます。
鶏肉飯
2「牛肉湯」(ニュウロウタン)
牛肉湯は台南市の名物です。新鮮な牛肉の薄切りをお皿にのせ、そこに熱々のスープを注いで仕上げます。見た目はシンプルですが、とても美味しいです!私は、麺入りの「牛肉湯麺」(ニュウロウタンメン)も大好きです。朝から営業しているお店もあり、地元の人たちにとっては朝ごはんとしても定番のようです。台南に行ったらぜひ食べてみてください。
牛肉湯
3「刈包」(グアバオ)
「台湾バーガー」とも呼ばれる刈包は、ふわふわの白い蒸しパンのような生地に、煮込んだ豚の角煮、漬物、ピーナッツパウダー等を挟んだ料理です。定番の味以外にも、さまざまな種類を提供しているお店もあります。
刈包
4「火鍋」(フオグオ)
火鍋は、日本のしゃぶしゃぶに似た料理です。台湾の火鍋の特徴は、「一人一鍋」スタイル。日本では複数人でひとつの鍋を囲むのが一般的ですが、台湾ではそれぞれが自分専用の鍋を楽しみます。しかも、ご飯・飲み物・アイスクリームが食べ放題・飲み放題のお店が多く、週末にはいつも行列ができるほどの人気です。スープの種類や具材も豊富です。
火鍋
5「小籠包・酸辣湯」(シャオロンバオ・スアンラータン)
台湾の食べ物と言えば、小籠包を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。私が花蓮県で出会った小籠包は、少し変わったタイプで、皮が厚めで、まるで小さな肉まんのようでした。人気店で、15分ほど並んでようやく食べることができました。そして、私の台湾生活で欠かせないのが酸辣湯。酸っぱくて辛いスープに卵や野菜、豆腐等が入っていて、やみつきになる味です。水餃子と一緒に食べるのが定番で、週に一度は必ず食べています。きっと日本に帰ったら一番恋しくなる味です。
小籠包・酸辣湯
最後に台湾の食文化についてご紹介します。台湾では、1日3食すべて外食という人も珍しくありません。そのため、朝早くから営業しているお店が多く、学校や職場に行く前に朝ご飯を買っていくのが一般的です。台湾では朝ご飯のお店を「早餐店」(ザオツァンディエン)と呼び、朝6時〜14時ごろまで営業しています。私も毎日外食ですが、どのお店も安くて美味しいので飽きることがありません。台湾料理のおかげで、日本食が恋しくなることも少なく、毎日の食事が楽しみのひとつになっています。
美味しい台湾料理を味わいながら、残り1か月の任期を元気に過ごしたいと思います。