こんにちは!マレーシアのマラッカ州に派遣されている藤丸知世です。
今回は私の派遣先校での日本語の授業風景を一部紹介します。日本語の授業では毎回授業の初めに10分から15分程度復習のゲームをしています。復習の内容は基本的に先週の授業内容です。生徒が苦手な分野は内容を替えずにゲーム形式を替えて2週連続で行います。
例えば、前の週で漢字を勉強したクラスでは少し変わった伝言ゲームをしました。列になって一番後ろの人がお題の漢字を受け取り、前の人の背中に指でなぞります。最終的に一番前にいる人がホワイトボードに回答を書き成功したグループはノートにシールを貼ってもらえます。書き順を言いながら書いている生徒や、わかりやすいようにゆっくり大きく書いている生徒等、各々工夫をしているところが素晴らしいです。
学年が上がり語彙が増えてきたクラスではひらがなのカードを各グループ3枚渡して、そのひらがなから始まる言葉をホワイトボードに書いて、一番多かったグループがシールを獲得できます。現地の日本語の先生とチェックするとき、正解して喜ぶ姿や、大半が誤字で半分の点しかもらえなくてがっかりしている姿等素直に感情表現をする様子はとても微笑ましいです。
グループによって獲得したシールの数は異なりますが、今は全員が一枚以上獲得しています。始めの時は、慣れていないこともあり「シール貼るよー」と声をかけないとノートを出してくれませんでしたが、最近はゲームが終わるや否や、ノートを開いて私を見つめてきます(笑)。私の帰国の時、彼らのシールがどれだけ増えているのか楽しみです。