Xin chào!(こんにちは!)ベトナム・ビンズオンに派遣されている市川友理です。
ずっと訪れたかったタイニンのバデン山へ行くことができたので、今日は、その旅についてご紹介します。
タイニンは、私の住むビンズオンから80キロほど離れているところにある街です。タイニンには新興宗教「カオダイ教」の総本山があります。
今回私はタイニンまでローカルバスを利用して行きました。ホーチミンから乗り、1回乗り換えてバデン山に到着です。所要時間は約3時間で、運賃は片道で5万ドン(日本円で約280円)ほどでした。ちゃんとバス来るかな?正しく乗り換えられるかな?とドキドキすることも、バス旅の醍醐味です。
ホーチミンから乗ったローカルバスの様子
終点のバデン山まで乗った乗客は私だけで、ほとんどの人は途中で下車しました。街の雰囲気は自分の住むビンズオンとはまた少し異なり、バスからの景色を見ていたらあっという間に時間が過ぎていきました。
ベトナムでの日常生活ではあまり山を見ることがないので、ベトナム南部で最も高いバデン山を見て早速テンションが上がりました!ロープウェイを使わずに登ることもできるそうですが、3時間ほどかかるとのことで、ロープウェイのチケットを購入しました。
途中のお寺で精進料理を食べられるところがあり、作ってくれた人に感謝しながら有難くいただきました。頂上へ向かう途中にロープウェイから見えた景色は美しかったです。
頂上へ向かうロープウェイとタイニンの街並み
頂上にある仏塔は非常に大きく、迫力がありました。ライトアップされた仏塔も見たかったので、ギャラリーへ足を運んだり、写真を撮ったり、映像ショーを見たりして、日が暮れるまでの時間をのんびり過ごしました。
バデン山頂上にある仏塔
ライトアップされた頂上の雰囲気は昼間とはまた違った美しさで、皆が写真を撮ることに夢中になっていました。バデン山は標高986mあるため、だんだんと肌寒くなってきました。
ライトアップされた仏塔と一緒に
頂上から下るとロープウェイからの眺めも変わっていました。大都市のようなキラキラとした夜景とは異なりますが、街の暗さの中にヘッドライトで照らされた道路が真っ直ぐにどこまでも続き、輝いていて、幻想的でした。
帰路も景色を楽しみながら、あっという間に到着しました。ローカルバスを使った旅は時間がかかります。しかしその分、目的地に着いた時の喜びも大きく、より現地の人の目線に近い旅をすることができると感じました。
バデン山へ向かう途中で寄ったカオダイ教寺院も、鮮やかな色使いが美しく、寺院の中も豪華絢爛で圧倒されました。
タイニンの街中にあるカオダイ教寺院
みなさんもぜひ余裕があるときは、街の風景やそこで出会った人々との触れ合いを楽しみながら気の向くままに旅をしてみると、また新たな発見や楽しみが見つかるかもしれません。