みなさん、こんにちは。台湾・高雄に派遣されている青山南です。
この記事が公開される頃には、私はすでに日本へ帰国していると思います。長いようであっという間だった約10か月のNP(日本語パートナーズ)活動も、いよいよ終わりを迎えました。
この10か月で得たものは、数え切れないほどあります。中でも、全国から集まった9人の同期と出会えたことは、私にとって何よりの財産です。年齢もバックグラウンドもさまざまな私たちですが、派遣前研修で初めて顔を合わせたときから、常に刺激を受け合い、支え合いながら活動してきました。
出発前の羽田空港での写真
同期のおかげで、初めての挑戦もたくさん経験できました。ハーフマラソンに一緒に参加したり、イルカを見に行ったり、台湾の方でも訪れることが少ない離島を旅したり……。きっと一人では挑戦できなかったことばかりです。この経験を通して、これからどんな場所や環境でも、「挑戦する気持ち」と「好奇心」を大切にしていきたいと思うようになりました。
任期中に参加したマラソン大会でもらったメダル
活動中は、同期の文化紹介のアイデアに刺激を受けたり、お互いの得意分野を活かして協力し合ったりする場面も多くありました。そうした関わりを通じて、自分の視野が広がり、学びも深まりました。
台湾の文化や言語についても、日々の学校生活や日常を通して深く触れることができました。最初は戸惑うこともありましたが、今ではすっかり馴染みました。中国語も上達し、最近は現地の方から褒めていただくことも増えてきて、自信につながっています。NP活動が終わっても、中国語の勉強は続けていくつもりです。
そして、この経験を経て、次はアメリカの大学でJapanese Language Fellow(日本語の授業に参加して、学生の会話練習や文化紹介等をサポートする役割)として活動することが決まりました。NP活動での経験を活かせる現場で活動できることが、今からとても楽しみです。新たな文化や言語環境に身を置くことになりますが、台湾での10か月で得た学びを最大限に活かし、アメリカでも日本の魅力を伝え、日本ファンを一人でも多く増やせるように頑張っていきたいと思います。
10か月過ごしたデスク
このような貴重な経験ができたことに、心から感謝しています。台湾では、どこに行っても温かく迎えてくださり、優しく接していただきました。感謝の気持ちは尽きません。本当にありがとうございました。