Xin chào!(こんにちは!)ベトナム・ビンズオンに派遣されていた市川友理です。
帰国して10日ほど経ち、すっかり日常生活に戻りました。帰国してまず思ったことは、日本は静かだなぁということです。きっとベトナムの喧騒に慣れ、それが気づかぬうちに心地いい音になっていたのかもしれないと思い、自分でも少し驚きました。
パートナーズの声はこれで最後の寄稿となりますが、これまでの派遣を振り返って改めて皆さんにお伝えしたいことを書き連ねようと思います。
まずは、ビンズオンでの約9か月の活動。振り返ると本当にあっという間でした。派遣が始まってから派遣先校での活動や文化紹介、行事やイベント、任地外旅行等、充実した日々を過ごし、クリスマス、テト(旧正月)、そして気が付いたら卒業式を迎えていました。
同期が派遣されているバリアブンタウへの任地外旅行
中学校の卒業式で校長先生、CP先生(現地の日本語の先生)、同期と一緒に
それだけ濃く楽しい日々を過ごすことができたのも、生徒やCP先生、地域の人々、そして同期やこの活動を応援してくれた全ての人のおかげです。
私はNP(日本語パートナーズ)に応募するとき、締め切りの直前まで迷っており、挑戦したい気持ち2割、自分には無理だろうという気持ち8割でした。でも、きっとなんとかなる!選考を通過してから考えよう!と決心し、思い切って応募することにしました。
私が不安に思っていた理由は大きく2つあり、一番大きかったのは家族の元を離れて海外で初めての一人暮らしをすることでした。そして、2つ目は教えた経験のない自分にNPが務まるのか?という不安でした。
結論を言うと、これらの不安や心配はベトナムに行ってから少しずつ消えていきました。生活に関しては、はじめの1~2か月は少しホームシック気味でしたが、だんだん授業にも慣れて、11月の先生の日等を迎えた頃からベトナムでの生活を楽しめるようになっていきました。
そして教えた経験がないことに関しても、心配する必要はありませんでした。CP先生と連携しながら、NPとして授業サポート等の役割を果たすことで徐々に活動に慣れていきました。そして何より生徒たちがNPである私を歓迎してくれ、たくさん話しかけてくれたことで緊張もほぐれていきました。
中学校で生徒と一緒に食べた給食
卒業式の日に生徒からもらった素敵なプレゼント
私と同じように心配や不安を抱えて悩んでいる人には、迷わずにぜひ挑戦してください!と言いたいです。私にとってNPとしてベトナムで過ごした時間は間違いなく人生の宝です。活動を通してベトナムがもっと好きになり、そして、また戻りたいと思える場所にもなりました。
帰国前、同期の皆とアオザイを着て撮影会
最後に。今後もNPの輪が広がって、日本と各国の架け橋が増えていくことを心から願っています。そして、この活動が世界の平和な未来をつくる一助になっていれば、経験者として、とても嬉しく思います。それでは、またどこかで会いましょう!Hẹn gặp lại!(ベトナム語で「また会いましょう!」)