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桃太郎で大号泣inタイ

初めまして。タイのラヨーンに派遣されている佐野仁美です。

突然ですが、「どんぶらこどんぶらこ」「芝刈り」「鬼退治」という単語、最近どんな場面で耳にしましたか?『桃太郎』のお話の中ではないでしょうか。

そんな単語たちがなんと、タイの学校で飛び交いました。桃太郎の劇をタイの生徒たちが演じることになったのです。

生徒たちが桃太郎の劇をすることになったのは、私が派遣先校に来て約2週間が経った頃です。現地の日本語の先生に「日本語コンテストに出場するので、日本昔話の劇を撮影したいです。台本を作ってもらえませんか」と言われたところから始まりました。約8分の台本作成を任せていただき、書いたのが『桃太郎』です。

早速、台本を生徒たちに渡して読み合わせ開始です。タイの生徒にとって、「ゾ」と「ソ」、「チ」と「シ」はとても難しい発音。「芝刈り」が「ちばかり」に、「行くぞ」が「行くそ」になってしまいます。自分で書いておきながら、もっと発音に気を使うべきだったと反省しました。そんな私の思いをよそに、生徒たちの発音はみるみる上達しました。2日後にはもう台詞が入っていました。物覚えが悪い私は、脱帽です。

また、それぞれのキャラクターのお面に加え、成人した桃太郎が出てきそうな超特大サイズの桃も作ってもらいました。

大迫力の桃

毎日授業終わりに集まって練習し、土曜日も朝9時から午後5時過ぎまでみんな一生懸命練習しました。

コンテストは、劇中1度でも噛んでしまうと減点されます。日本語話者だって8分の劇をやるとなったら噛んでしまいますよね。生徒たちも、何度も失敗し、時には自分のNGが続いて泣き出してしまう子もいました。それでも、仲間が「大丈夫!」と明るく励ます姿がありました。

鼓舞し合いながら、挫けず果敢に挑戦し続ける姿に私は心の中で大号泣。

ようやく成功!安堵の表情が見えますね

17時を過ぎたあたりで、ようやく全員が納得のいく成功をカメラに収めることができました。全員で大喜び!

長丁場、本当にお疲れさまでした!

Writer
タイ ラヨーン
佐野 仁美さん

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