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タイ伝統の紙 Saa Paper(手漉き紙)を使った折り染め体験

みなさん、こんにちは。タイ・コーンケーン、シーグラヌアンピッタヤーコム学校に派遣されている、みのりです。

私の派遣先校の日本語専攻クラスの高校1年生~3年生は、学年ごとに、週に2コマ、日本文化を学ぶ授業があります。授業のコマ数や、日本文化を紹介する頻度は、学校や現地の日本語の先生の方針によって異なりますが、私の派遣先校は比較的、文化紹介の機会が多いです。

今日は、高校2年生の日本文化紹介での折り染め体験の様子を投稿します。日本の伝統的な染物文化を紹介したあと、簡単に体験ができる折り染めをしました。紙を小さい三角形になるように折り、角の先端に水彩絵の具を染みこませます。

それぞれが好きな色で染めます

折り染めは和紙を使用することが多いですが、せっかくなので、タイの文化との融合を楽しめるように、タイの伝統的な紙、Saa Paperを使いました。

Saa Paperは授業前にカットしました

しばらくして、そっと紙を開いていくと、とてもきれいな模様が現れます。Saa Paperの質感は和紙に非常に近く、ナチュラルな風合いが活きた仕上がりになりました。

扇風機の風にわらわらと集まるかわいい生徒たち

七夕の時期が近かったため、折り染めは短冊に活用しました。色鮮やかで、生徒の数だけ個性が光る短冊だから、きっと天から見ても目立っているはずです。

みんなの願いが叶いますように

文化紹介で特に気をつけていることは、次の2つです。

①一方的な説明だけで終わりにせず、生徒たちにも考える時間を持ってもらい、実際に体を動かして体験できるようにする。
②タイにあるものを使ったり、代用したりして、生徒だけでも再現できるようにする。

どうしたら生徒たちが学びを得ることができ、楽しめるかを、試行錯誤する時間が1日のほとんどを占めている、今日この頃です。日本文化を紹介する立場ではありますが、授業のたびに生徒から得られる学びもあり、とても充実しています。自分の置かれている環境に感謝の気持ちを忘れず、何事も楽しんで、日本語パートナーズとしての生活を送りたいと思います。

Writer
タイ コーンケーン
みのりさん

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