サワディーカップ。タイ・チョンブリーに派遣中の冨田です。
チョンブリーはバンコクからバスで1時間30分程かかり、海に面しています。私が派遣されているのは生徒数3,400名の中学・高校です。私はその中のEPコース(English Programコース)の日本語の授業のサポートをしています。5月下旬に着任したとき、CP先生(現地の日本語の先生)は何やら忙しそうでした。7月に七夕祭りが開催予定で、CP先生が企画運営を行うためでした。七夕祭りはEPコースの生徒がホストとなり、全校生徒、先生等が参加します。会場は生徒の手作りです。上手にできていますよね。
M6(日本でいう高校3年生)が作っただるまと彦星と織姫
七夕祭りではステージでEPコースの生徒が踊りを披露します。CP先生からソーラン節をM2(日本でいう中学2年生)に踊らせたいという要望がありました。そのお話を聞いた時、実は困りました。私はソーラン節を学校の運動会で踊った世代ではないためです。ところがM5(日本でいう高校2年生)の生徒から「先生は踊りますか」と聞かれて、「はい」と返事をしてしまいました。その代わりに生徒にも踊るように勧め、M5の2人も踊ることになりました。この2人の指導力に助けられました。私よりも生徒が先に上手になり、最後は自主練を重ねて何とか一緒に踊ることができました。
M2のソーラン節
日本語、中国語、韓国語選択のクラスの踊りもありました。日本語選択の生徒は『番凩(つがいこがらし)』を踊りました。これは日本の音声合成ソフトの歌で、この歌に合わせた踊りがあるようです。七夕祭りに向けて扇子が壊れるまで練習したそうです。背景の絵も生徒がデザインしました。司会は英語と日本語でM6の2人が務めました。この2人とソーラン節を踊った2人に、生まれて初めて浴衣と袴の着付けをすることができました。
日本語選択の高校生による踊り
M6の司会の2人
M5の2人と私
タイの学校で七夕祭りをこんなに盛大に行っているとは考えてもみませんでした。生徒が協力して、イベントが作り上げられていくことにも感心しました。最後になりますが、CP先生お疲れ様でした。