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日本語教室でワクワク体験

こんにちは。マレーシア・スランゴール州に派遣中の渡邊裕美です。

「日本語教室をもっと楽しい空間にすること」それが私の活動期間中の大きな課題の一つです。着任直後、派遣先校の先生から廊下の壁面を飾ってほしいと依頼を受けました。正直、壁面アートを作る自信はありませんでしたが、思い切って桜のアートに挑戦しました。構想から画材選びまで苦労もありましたが、この取り組みを通じて二つの成果がありました。まず、他の先生方に私の活動を知っていただけたこと。そして、廊下という場ならではの特徴で、作業中に多くの先生や生徒が声をかけてくださり、交流の輪が広がったことです。

廊下を彩る桜の壁面アート

その後も、ひな祭りや端午の節句、七夕の文化紹介で制作した折り紙を飾ることで、壁面が少しずつ賑やかになっていきました。どこにどのように飾るか毎日試行錯誤しながら工夫しています。壁面に飾られた作品の前で、自分や友達の作品を探す姿もよく見られ、そこから自然に会話が生まれるのも大きな魅力です。作って終わりではなく、その後も楽しめる空間になっていると感じています。

七夕飾りに願いを込めて

教室の中で特に目を引くのは、すだれに飾った風鈴です。画用紙に色をつけただけの簡単な作品ですが、生徒たちが思い思いのフルーツを描いてくれました。中にはドリアンやランブータンといったマレーシアらしい果物もあり、色とりどりで見ているだけで楽しい気持ちになります。

カラフルな風鈴で教室が華やかに

また、立体の福笑いにも挑戦しました。丸い穴から手を入れて顔のパーツを貼るたびに、大きな笑い声や応援の声が教室いっぱいに響き渡り、大盛り上がりでした。

立体福笑いで大盛り上がり

「日本語教室に来るとワクワクする!」そんな空間を目指して、これからも日々工夫を重ねていきたいと思います。

桜の壁面アートは最高の写真スポット
Writer
マレーシア スランゴール州
渡邊 裕美さん

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