Hello po!(poはフィリピノ語で文末や単語の後に添え丁寧さを表します)フィリピン・ベンゲットに派遣されているみなみです。
この地域への日本語パートナーズの派遣は初ということで、私の派遣地を紹介します。
ベンゲットは、ルソン島北部内陸の山岳地帯・コルディリェラ行政地域に属する州です。マニラからは車で6時間ほどかかります。標高が1500m前後あり年間を通して涼しく、豊かな自然や独自の伝統文化から、フィリピンの方々にも避暑地や観光地として人気があります。現地の方はこのあたりをHigh Land、ルソン島南部をLow Landと呼んでいます。
まず気候について。山岳地帯で涼しいのはもちろん、1日の中で天候が変わりやすいのが特徴です。8月は雨季ということもありますが、着任してから約3週間、1日も欠かさず午後に雨が降りました。スコールというより、山頂付近の雲が次第に重くなり雨を降らすイメージです。雨が降らずとも厚い霧に覆われていることが多く、学校へ通う道はいつも濃霧です(笑)。朝晩は寒いほどで、多くの方がフィリピンと聞き想像する気候とは異なるのではと思います。
続いて食生活について。コルディリェラ地域では農業が盛んで、たくさん田畑がありお米や野菜が作られています。Low Landで食べられている野菜もここで収穫され運ばれたものがほとんどだそうです。市場だけでなく街中のサリサリストア(日用品・食品の小売店)でもいつも新鮮な野菜が売られていて、競り市場では一般の人も破格の値段で採れたての野菜を買うことができます。
新鮮な野菜が豊富なためか、飲食店でも野菜を使ったメニューが多く見られます。最も定番なのはお肉とブロッコリー・豆・生姜・葉野菜等を炒めた料理で、お米と一緒に食べます。他に、野菜だけを炒めたり煮込んだりした料理もよく並んでいます。味付けもあまり濃くなく野菜の味をしっかり感じ、日本の方も落ち着く味だと私は思います。
過ごしやすく料理のおいしいHigh Landにも、ぜひ皆さん遊びに来てみてください!