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外国語キャンプでの「ゆるキャラと俳句」と漢字学習の成果

サワディーカップ(こんにちは) タイ・チョンブリーに派遣中の冨田です。

チョンブリーはバンコクからバスで1時間30分程かかり、海に面しています。

日本語選択のM4~M6(日本の高校1~3年生相当)とCP先生(現地の日本語の先生)と私

8月28~30日にチョンブリーの隣のラヨーンへ外国語キャンプに行きました。学校の外国語キャンプで、中国語、韓国語、日本語を選択している生徒が参加しました。

2日目は日本語選択の生徒のメインイベントである「ゆるキャラと俳句」を開催しました。実は私にとって、このテーマをやるのは3回目です。NP(日本語パートナーズ)として派遣されてから、これまでに他の学校の日本語キャンプでも行いました。当初、「ゆるキャラと俳句」はタイの高校生にとって難しいと思っていましたが、生徒は見事にクリアしました。

今回、さらにうれしかったことは、生徒が漢字を使って俳句を作ったことです。「きれいな海 甘い竹食べて 水牛走る」等です(チョンブリーは水牛祭りと竹に入ったお菓子のカオラムが有名)。NPとして今の学校に派遣された際に、CP先生から「漢字が定着しないので何か考えてほしい」という要望がありました。そこで、次の写真のように「漢字を覚えよう」という掲示物を作成し、週に1回、写真を使って漢字の使用例を日本語教室の前にある掲示版に張り出しました。授業でも漢字の書き順を伝えて、漢字に興味をもってもらうようにしました。その結果、意識づけができて、俳句に漢字を使ってくれたのだと思います。

日本語教室の前に張り出した「漢字を覚えよう!」
「ゆるキャラ」を制作する生徒
「ゆるキャラと俳句」を発表する生徒

夜には生徒によるファッションショーが行われました。日本語選択の生徒は、高校1年生は日本の特撮テレビドラマのキャラクターと怪獣の格闘をしたり、普通の女性の格好や、幽霊等で登場、高校2年生は怖そうなファッションでの寸劇、高校3年生は茶道とダンスを行いました。日本の特撮テレビドラマのキャラクターと怪獣は日本人の私からすると面白かったです。優勝は高校2年生でした。

夜に開催された生徒のファッションショーの表彰式

3学年合同の外国語キャンプなので、普段は話す機会のない1、2、3年生が交流できました。私も生徒の皆さんと交流できて、これからのNPとしての活動が楽しみになりました。

Writer
タイ チョンブリー
冨田 多紀雄さん

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