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手紙でつながろう -地元とマレーシア-

Selamat pagi (マレー語でおはよう)!

今回は、「お手紙交換プロジェクト」について書きます。この企画は、私がマレーシアに来る前からやりたかったものです。

習っている言語を使って交流する経験をしてほしくて、私の地元と派遣先校の中学生同士でのお手紙交換をしました。2年生と3年生、各2クラスずつの計4クラスの生徒たちを対象にしました。

マレーシアの生徒は「日本語」で、日本の生徒は「英語」で書きました。お手紙の内容は「自己紹介」です。顔写真もつけて、より身近に感じてもらえるように工夫しました。手紙を書く時、生徒たちは教科書とにらめっこをしながら、一生懸命取り組みました。「これは日本語でなんですか?」と、自分自身に関係する言葉をたくさん質問してくれました。

日本の生徒からの手紙をもらった時、マレーシアの生徒たちはキャーと歓声をあげ、今まで見たことのないような満面の笑みを浮かべていました。他のクラスメートの手紙を見て回り、それについてコメントし合う等、日本からの手紙に興味津々でした。

もらったお手紙を見せ合う生徒たち(2年生)
みんなお手紙に興味津々(2年生)

文通相手は、私が生徒たちの趣味等をもとに事前に決めました。そして、文通相手に対してマレーシアの生徒から返事を書いてもらいました。「英語が上手だね。」「部活頑張ってね。」「いつかあなたに会いたいです。」等、思いやりのある言葉や相手を励ます言葉を書く生徒たちに、心が温かくなりました。

文通相手に返事を書く生徒たち(3年生)

お互いに海外に住む中学生との共通点を発見して喜んだり、違いを見つけて疑問を抱いたり、そんな素朴な感性がとても大事だと思います。それが、自分と異なる文化をもつ人々への理解の第一歩になると信じています。それを通して出てきた、マレーシアの生徒たちからの好奇心や優しい言葉の数々が、私はとても嬉しかったです。

もらったお手紙をもって記念撮影(3年生)
Writer
マレーシア サラワク州
山本 由梨子さん

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