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私のCP先生(現地の日本語の先生)

皆様、こんにちは。タイ・ランプーンに派遣されている植野 博之です。

今日は私が派遣されている学校のCP先生を紹介したいと思います。

学校には日本語教師が2名おり、そのうちApiradee Kongboon(ニックネームはリウ(Liw))先生がNP(日本語パートナーズ)の私を担当してくださっています。リウ先生は前任のプレーの学校勤務時代に3人、ランプーンで昨年と今年(私)の2人の計5人のNPを担当してくださっており、NPのことをよく理解してくださっています。

5月バンコクで行われたNPCP合同研修後半組で、リウ先生はCP先生代表で挨拶をされました

私がランプーンの学校に赴き、初めて教室に入ったときは、生徒との自己紹介やタイ語が飛び交う授業等、慣れないことばかりで緊張の連続でした。しかしその際にはリウ先生が柔らかくフォローしてくださり、生活面でも日用品の買物や食事等、気を配っていただきました。

授業中のCP先生 日本の文化紹介

リウ先生はチェンマイラチャパット大学の出身です。タイ北部の日本語教師はこの大学出身の方が多く、CP先生の多くがリウ先生の先輩、後輩にあたるためCP先生間の風通しが良いです。大学卒業後、一時期ランプーンの工業団地内の日系企業で勤務された社会人経験をお持ちです。また学生時代にはバレーボールをされていました。

私は前職では設備プラントのエンジニアとして働いていましたが、リウ先生の資料作成の姿勢やこだわりを見ていると、もし先生が私の前職の会社で働かれたならエンジニアとしても営業としても貴重な戦力になられたと思います。生徒に対する愛情が深く、時に厳しさも持ち合わせておられます。常に“教師とは何か”を自らに問いかけ、理想を追い求めている姿は本当に素晴らしいと思います。

学校のイベント「Japanese Culture Day」で日本語専攻の高校生と記念写真

日本での派遣前研修の際にタイの先生はとても多忙だと聞いていましたが、実際、学校でその仕事を見ていると本当に忙しそうだと実感します。私が着任してすぐにJLPT(日本語能力試験)に向けて毎日放課後に試験対策授業を行っておられ、その熱心さに驚きました。その後も日本語コンテスト、芸術技術コンテスト、学校内外の日本語キャンプ、「Japanese Culture Day」という校内イベント等、多岐にわたる活動を担っています。加えてクラス担任も務めておられます。生徒と徹底的に向き合う姿勢を持った先生だと思います。

リウ先生がNPに期待しているのは日本語ネイティブの発音指導と会話練習です。私は一人で授業を行うことはなく、私の役割は授業中に新しい言葉が出て来た時の発音指導や、生徒同士ペアになって日本語の例文に沿って会話を成立させる際のフォロー等です。宿題のワークブックやテストの採点の補助も担当しています。週に一度の日本文化紹介の時間は、リウ先生に助けていただきながら一緒に生徒と楽しい時間を過ごしています。

トーン パー パー サーマッキー プーア ガーン スックサーと言う行事
日本語にすると学校内、教育のための合同托鉢寄進行事

私の残りの活動期間は実質あと3か月くらいでしょうか?多忙なリウ先生が少しでも楽になるように、自分にできることをして、日本語授業に集中してもらいたいと思っています。そして私も生徒たちと思う存分触れ合い、日本人や日本に良い印象を持ってもらえるように努めたいと思います。

Writer
タイ ランプーン
植野 博之さん

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