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書道の秘訣は「モナス」!?授業で書道の文化紹介

Selamat siang!(インドネシア語で「こんにちは!」)インドネシア・ジャカルタ首都圏に派遣されているゆうなです。

私の派遣先校では11年生と12年生(高校2年生と3年生)の2学年が日本語を勉強しています。先日、11年生の授業で書道の文化紹介を行ったのでその様子を紹介します。

当日、まずCP先生(現地の日本語の先生)が「今日は書道をやります!」と言うと、生徒たちは「わあ!」と声をあげて喜んでくれました。

生徒たちに説明する様子

はじめに書道で使う道具の名前や注意事項等を紹介しました。その後グループに分かれて実際に書道をします。生徒たちが筆や硯等の道具の名前をすぐに覚えてくれたので、書道の手順の説明がスムーズに進みました。

お手本として、半紙の上に11年生が勉強したばかりのひらがなを書きました。生徒たちのほとんどは筆で文字を書くのが初めてなので、筆に墨をつけすぎないことや筆先を整えてから書くことをアドバイスしました。そのうち、生徒の一人がこう言いました。

「モナスみたいな形にするんですね!」

モナスというのは、ジャカルタのムルデカ広場にある独立記念塔のことです。塔の一番上は炎のデザインで、確かにその形は筆先に似ています。私がその言葉を借りて、クラス全体に「書く時の筆はモナスみたいな形にしてね!」と言ったところ、みんなすぐに実践することができました。

ジャカルタにあるモナス

生徒たちは初めて使う筆に苦戦しつつも、人によっては色とりどりのペンでイラストや名前を書き加えながら、オリジナリティ溢れる作品を書き上げました。

みんな笑顔です

今回の文化紹介は、生徒たちが学習したばかりのひらがなを使いながら、書道という日本文化を体験するということが目的でした。今後、生徒たちが勉強を進めていく中で、好きな言葉や漢字を見つけたら、ぜひそれも筆を使って書いてみてほしいと思います。

それではSampai jumpa lagi!(インドネシア語で「またね!」)

生徒たちと記念写真
Writer
インドネシア ジャカルタ首都圏
ゆうなさん

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