Selamat petang(マレー語でこんにちは)。マラッカ州に派遣されていた藤丸です。
7か月という派遣期間が終了しました。9月は以前のような大規模のイベントはありませんでしたが、その分、生徒一人一人と向き合うことができました。
今回は6月から行っていた「Boleh! NIHONGO!」(マレー語で「日本語、できる!」の意味)の活動について紹介します。これは日本語の授業を受ける生徒の中から、希望者と成績を考慮してCP先生(現地の日本語の先生)に指名された生徒を対象に行いました。生徒にポイントカードを配り、私に会って5分から10分日本語のクイズをしたり、日本語のゲームをしたり、会話の練習をすると1ポイント貰え、5ポイントごとにアニメのシールが、そして20ポイント全部貯めると賞状が貰えるというものです。
始めた時は、3人ほどが私のところに毎日休み時間に会いに来てくれて、漢字を書く練習をしていました。その生徒たちが毎日私に会ってシールをもらうその様子を見たほかの生徒も徐々に興味を持って来てくれるようになりました。CP先生に指名されていた生徒の全員が来たわけではありませんが、継続して私のところに来てくれた生徒はテストの点数が20点ほど伸び、授業でもほかの生徒に助けてもらいながら発言するようにもなっていきました。テストを受け取った時、頑張っていた生徒が嬉しそうに「ちせ!見て!点数伸びたよ!」と言ってくれた時の顔は忘れません。毎日来てくれた5名を含め最終的に約10名、最後の日まで継続して会いに来てくれました。
主に生徒の苦手項目に合わせてPowerPointを作成し、一度に大勢来た時は漢字の読み方の復習カルタをしていました。それぞれの生徒が苦手分野の点数が伸びていることを私に報告しに来てくれました。継続することの大切さを学んでくれたそうです。この取り組みが彼らの日本語学習を継続するきっかけになれば幸いです。















