こんにちは。マレーシア・スランゴール州に派遣されていた渡邊裕美です。
派遣先校での7か月間の活動を終え、充実感とともに、別れの寂しさを感じています。多くの出会いと経験に恵まれ、充実した日々を過ごすことができました。ほぼ毎日、通った行きつけのシャワルマスタンド(肉を回転させながら焼いた中東地域の料理のお店)の店主は、私にとって特別な存在でした。何気ない会話や笑顔が、慣れない海外生活の中で大きな励ましになっていました。また、マレーシア人の友人もでき、毎週末イベントや食事に誘ってもらい、現地の文化や人々の温かさを肌で感じることができました。さらに、英会話教室では、明るく社交的な先生たちとの交流を通して英語力だけでなく、異文化理解も深まりました。ときには私が抹茶をたてる等、日本文化を紹介する機会もあり、互いの文化を尊重し合う大切さを実感しました。
そして、何よりも忘れられないのが現地の日本語の先生との出会いです。彼女はときに母のように、ときに姉や友人のように寄り添ってくれる温かい存在でした。派遣直後に迎えた日本文化祭という大きな挑戦を共に乗り越えたこと、2泊3日のキャンプで過ごした日々、学校帰りに一緒に食事に行ったこと。喜びも悩みも分かち合いながら、多くの時間を共にしてきました。別れの瞬間は本当に寂しく、涙が止まりませんでした。
約7か月にわたる日本語パートナーズとしての活動を通して、人と人とのつながりが持つ大きな力を実感しました。帰国後は、この経験を生かし外国人労働者の方々を支援する仕事に携わりたいと考えています。また、マレーシアで感じた温かさや魅力を日本の人々にも伝えていけたらと思います。最後に、活動を支えてくださったすべての方々に、心より感謝申し上げます。

 
        
















