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教育を通して生徒に伝えたいこと~私にもできることはある!~

みなさん、こんにちは。タイ・ラヨーンに派遣されているM.Uです。

私は日本語パートナーズの活動をする中で、生徒に伝えたいことができました。それは、「特別な能力ではなく、日々の努力が大切である」「結果よりも気持ちやそこまでの過程が大切である」ということです。これらを伝えるべく、私は主に2つのことをしました。1つ目が、より良い授業の受け方を伝えること、2つ目が、生徒の成長を信じ励まし続けることです。

まず、翻訳機を頼りにタイ語でスライドを作成し、私が日本語で説明しても生徒はスライドを見ることで理解できる状態にしました。そして、「習ったことを“今覚えよう”と思って話を聞くこと」「グループワーク中、人任せにせずに“自分の頭で”しっかりと考えること」が重要であると伝えました。また、「どんなに頑張っても結果が付いてこないことがある。例えそうであっても、努力したことは今後の自信につながる。」ということを伝えました。

次に、授業中の机間巡視を強化しました。あまり集中できていない生徒の様子を見ると、「関心が無いからやらない」というよりは、むしろ「聞いても理解できないから授業に参加できない」のだと分かりました。そこで、どこから追いついていないのかを探り、グループワーク中は該当生徒を個別にサポートしました。また、「私は君たちを全力で応援する。君たちはきっと伸びる。そう信じている。」と伝え続けました。

その結果、授業中はずっと下を向いて、グループ活動には参加せず、手を挙げて発表をすることもなかった生徒が、前を向いて授業を受け、発表のために練習し、手を挙げるようになりました。いつも暗く曇った顔をしていた子たちが、発表をし終えた後の達成感に溢れた顔を見られたときは、本当に感動しました。

日本語を上手く説明できなかったり、楽しんで学べるような良いゲームが思いつかなかったり、自分の力不足を感じて申し訳なくなるときもあります。ただ、生徒の成長を心から信じ励ますことに能力や経験は関係ありません。今後も試行錯誤を重ねながら、1人でも多くの生徒が自分の成長を実感できるようなサポートをしたいと思います。

結果が出ていない=伸びしろがある
才能が必要?無理して頑張る?
当たり前のことを当たり前に
頑張ることに無駄はない
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