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南部限定!?ナコーンシータマラートで経験した日本と似ている行事

サワディーカー(こんにちは)。タイ・ナコーンシータマラートに派遣されております安部祥子です。

私の派遣地であるナコーンシータマラートは、タイの南部にあります。現在日本語パートナーズタイ13期は70名以上派遣されていますが、南部に派遣されているのは私を含め4名です。南部の中でも北から、チュンポーン、スラーターニー、ナコーンシータマラート、パッタルンで、各県に1名ずつの派遣です。

実は、先月派遣先校の先生に「これは南部のものだよ」と教えていただいた行事があります。それを聞き、南部に派遣された私としては、「是非伝えたい」と思い、書き上げたのが今回の原稿です。日本の「ある行事」に似ている部分もあるので、タイ南部を今よりも身近に感じていただけるのではないかと思います。

ご紹介するのは「サート・ドゥアン・シップ」という、亡くなった先祖のための仏教の行事です。ナコーンシータマラートでは9月中旬頃から学校、アパート、お店等、街の至る所でこの行事の雰囲気を感じることができました。9月下旬は、この行事のために帰省する人も多く、街が普段以上に賑わっていました。

大家さんが入居者用に置いてくれた行事にまつわるお菓子(無料)

派遣先校ではお供え物を作るコンテストがありました。これはクラス対抗で行われ、生徒たちが作ったお供え物は先生方によって採点されます。生徒の器用さと作品のデザイン性の高さに驚きました。

お供え物を作るM5(日本でいう高校2年生)の生徒たち
お供え物を作るM4(日本でいう高校1年生)の生徒たち

お供え物を作る際には、5つのお菓子が使われます。作品を作る様子を見学していたところ、材料であるお菓子を味見させていただくことができました。そして、使われている5つのお菓子にはそれぞれに意味があることも、教えていただきました。

写真中央のかごに注目 お菓子はそれぞれ先祖が使う船、衣服、アクセサリー、お金、玩具を表す

先祖、帰省、お供え物、そして、実際に現地で行事の雰囲気を味わった私は、日本の「お盆」と似ている行事があることを嬉しく思いました。もう少しこの行事を早く知っていれば、文化紹介の時にタイと日本のお盆を比較できたのにと悔しくも感じました。今後、文化紹介を行う際は、生徒たちがタイと日本の比較をしながら共通点、相違点を見つけ、今回の私のように楽しむことができるようにしたいなと思いました。

タイの行事について教えてくれた現地の日本語の先生、派遣先校の先生、大家さん、生徒の皆さん、ありがとうございました。

パレードで使われていた山車のようなもの
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