最新情報はこちら 最新情報はこちら

学校のイベント Japanese Culture Day

皆様、こんにちは。タイ ランプーンに派遣されている植野博之です。

9月2日に私の派遣先校で開催された「Japanese Culture Day」の様子をご紹介したいと思います。着任以来、チェンマイの大学での日本祭や各地で行われた日本語キャンプ等に参加してきましたが、今回のイベントはこれまでで最も規模の大きいものでした。

会場は、学校で朝礼等が行われる講堂で、高校1年生から3年生までの日本語専攻の生徒約110名と教師、そして日本語パートナーズである私の日本語学科チームが一丸となって準備を進めました。

開会イベント 校長先生をはじめ先生方が壇上に上がっています

タイの学校ではこのようなイベントを行う際、開会式として生徒によるダンスパフォーマンスが行われます。今回も学年ごとに1チームが踊りを披露し、さらに1〜3年の男子生徒によるソーラン節、7月にタイ北部地区で行われた日本語スピーチコンテストで入賞した生徒によるスピーチ発表もあり、華やかな幕開けとなりました。

高校3年生によるダンス 猛練習を重ねていて圧巻でした

会場には12のブースが設置されました。内容は、浴衣体験、七夕飾り、日本語のカタカナで名前を書くコーナー、折り紙、囲碁、習字、輪投げ、金魚すくい(ゴムボールを使ったもの)、風呂敷の活用紹介、焼きそば販売、お好み焼き販売、そして外部講師による日本語進路相談です。

浴衣ブースと七夕ブース 短冊に願いごとを書いてもらい飾りました

これとは別に8月にはランプーンの学生芸術・技能コンテストもあり、日本語劇、日本語による観光PR、日本語漢字部門にも生徒たちが参加していました。これらの準備や事前練習も並行して行われたため、約1ヶ月間、毎日がとても賑やかで忙しい日々となりました。しかし、生徒と触れ合う時間が多く、私にとっては非常に充実した時間でした。きっとこの経験は、私の大切な思い出として長く心に残ると思います。

焼きそば販売ブース

実を言うと、これらのイベントのことを知ったのは開催のおよそ1ヶ月前でした。詳細を聞いてからは、急いで準備に加わり、国際交流基金 バンコク日本文化センターから文化備品を送ってもらい、私が日本文化紹介のために持参していた浴衣や風呂敷、折り紙、本等もすべて提供しました。もしもう少し早い段階から企画に関われていたら、もっと役に立てたのではないかという思いもありますが、この経験は来年以降派遣される方にしっかりと伝えたいと思っています。

私が派遣されている学校には全校生徒が約3,300人在籍しており、イベント当日は多くの生徒が各ブースを訪れ、会場は大いに盛り上がりました。特に嬉しかったのは、日本語を選択科目として学んでいる中学生がたくさん来てくれて、楽しそうに日本の文化を体験してくれたことです。この生徒たちが来年以降、高校生になって日本語専攻を選び、学び続けてくれたら本当に嬉しいです。

前半の1学期が終わり、まもなく後半の2学期が始まります。2学期もさまざまなイベントが予定されていると聞いています。日本語の授業や日本文化の紹介はもちろん、学校行事の中でも生徒たちとたくさん関わりながら、現地でしか得られない学びと交流を大切にしていきたいと思っています。

現地の日本語の先生、日本語専攻の生徒との記念写真
Writer
タイ ランプーン
植野 博之さん

この人の書いた他の記事

タイの記事

よく読まれている記事

PAGE TOP