サワディーカー!タイ中部のサムットサーコーンに派遣されている出雲咲良です。
9月中旬からの長期休みで生徒たちが学校におらず、11月に再会するのが待ち遠しい今日この頃です。今回は、タイ生活で感じた地域の方々のあたたかさをお伝えしようと思います。
私が住んでいるマハチャイはサムットサーコーン県の中心部で、漁業が盛んな活気のある港町です。それゆえなのか、マハチャイの人のタイ語はバンコクで聞くものに比べて威勢がよく、荒っぽいように聞こえます。タイ版の浜言葉といったところでしょうか。どこか地元の宮城県を彷彿とさせます。
派遣された当初はその威勢の良さを怖く感じていたのですが、生活に慣れて一人行動が増えてきてからは、その中のあたたかみに気付き、助けられることが沢山あります。
例えば、普段は現地の日本語の先生と一緒に行くカフェに1人で行くと、店員さんが「今日は1人で来たの?」と声をかけてくれて、やさしいタイ語で対応してくれます。よく行く屋台やお店の方は、私を見ると「今日も来たね。何を食べる?」とか、「ソースは辛くない方だよね?」等と聞いてくれます。またほかにも、道路を渡る時やATMを使う時、道に迷っている時等、何か困っていると見知らぬ人が「ノーンノーン(年下の人を呼ぶときに使う言葉)」と声をかけて助けてくれます。
そして最初は気付かなかったのですが、みんなにっこりと微笑んで話しかけてくれます。マハチャイが怖いと感じていた頃の私は、下ばかり向いて相手の顔を見ることができていなかったようです。それに気付いてからは、私も笑顔を心がけるようになりました。普段は表情が険しいと言われがちな私ですが、タイでの生活のおかげで最近は笑顔でいる時間が増えたように感じます。
言葉があまり通じない外国人相手にも、嫌みのない笑顔で手を差し伸べてくれる。タイが「微笑みの国」と呼ばれる所以を体感したように思います。

 
        












