こんにちは。タイのマハーサーラカームに派遣されている田中恭子です。
隣のコーンケーンに住む日本語パートナーズ仲間も誘って、Facebookで知った、アート発信拠点でありアーティストの交流の場「Mahasarakham Mid-field Artspace:MMFA」を訪ねてみました。
バスターミナルまで迎えに来ていただき向かったそこは、田んぼの真ん中の秘密基地。かわいい小学生も待っていてくれました。イサーン(タイ東北部)のアートをもっと発信したいと、アーティストのガイさんはじめ、日本人プロデューサーも関わって立ち上げている場所です。近くの荒れていたお寺も、掃除から始めて子どもたちのアートでいっぱいにし、ほかのお寺にはないような姿で生き返らせていました。
子どもたちと一緒に折り紙を折った後、コミュニティセンターに移動。そこには現地の奥様方が待っていてくださいました。食べきれないほどの本格イサーン料理をごちそうになりましたが、そういえばソムタム以外はさほど辛くなく、ぱくぱく食べられました。きっと皆さんには物足りないでしょうに、私たちに合わせて作ってくれたのです。
その後、イサーンのお土産細工「トゥンティン」を教わり、かわいいお土産を作って持ち帰らせていただきました。
MMFAには日本人アーティストの方もしばらく滞在していたといい、子どもたちも奥様方も、簡単な日本のあいさつができるのが不思議な光景です。素朴で、でもなかなか体験できない農村の方々との触れ合いができ、貴重な1日となりました。
観光地にも近くなく、自分で動くにも交通手段がほぼない私の派遣地。だけどそんなところだからこそ、暮らしながら学べることがなんと多いことか、といつも思います。そしてアートの宝庫イサーンのど真ん中にいることの価値、そこにまだまだ埋もれている財産を、この目で見て、触れて、発信することも私の使命であり、貴重な財産です。ここでしかできない経験を、まだまだ重ねていきたいと思います。

 
        















