こんにちは!マレーシア・マラッカ州に派遣されていた佐々木花音です。
2025年3月から10月までの約7か月間のNP(日本語パートナーズ)の活動を終え、先日無事帰国しました。
今回は8月末に行った、「にほんぶんかのひ」という文化祭について紹介します。
派遣された当初から、CP先生(現地の日本語の先生)と話して「ほかのNPを招待して文化祭を開きたい」という目標がありました。ですが生徒は全寮制の為、中々スケジュールが確保できず何度もリスケになり、正直自分の派遣期間中に行うことは難しいのでは、と何度も悲しい気持ちになりました。しかしCP先生の頑張りのおかげもあり、日本語クラスの生徒全員を対象にする事はできなかったものの、なんとか開催することができました。
イベントは、自分のほか同期のNP2人の計3人で3ブースをそれぞれ担当し、1ラウンド1時間で生徒のグループを交替していく3ラウンド制で実施しました。各ブースには「おにぎりづくり」「浴衣&コスプレ体験」「ソーラン節」の3つの体験を用意しました。普段の授業では文化の「体験」は中々行えていなかったので、日本語クラスの生徒皆で楽しみながら自分以外の日本人(ほかのNP)と関わる機会にもなり、とても有意義な時間になりました。普段クールな生徒もシャイな生徒も、「おにぎりおいしい!」「ソーラン節はおもしろいです!」「コスプレはたのしいです!」等さまざまなコメントを笑顔でくれたのが印象的でした。
またCP先生からは、私が派遣された当初の生徒たちは皆シャイで日本語を話す自信もあまり無かったけれど、これまでの数か月で私(佐々木)と交流することで日本人と話すこと、日本語を使ってみることに慣れてきて、ほかの日本人に話しかけに行く勇気や自信につながっていてよかったというフィードバックも貰うことができました。大変なことも多かったですが、生徒たちの笑顔やCP先生の嬉しそうな顔が見られて、やってよかったと心から思いました。
この7か月間は、振り返れば一瞬のようである一方、2、3年は頑張ったような濃い時間でもありました。日本語の授業や文化紹介等さまざま活動しましたが、私が生徒に伝えたことよりも、生徒や先生方、周りの方々から教わったことの方が何倍も多かったように感じます。私の存在が生徒の人生に少しでもポジティブなパワーを与えられていたらいいなと思います。ここで得た人との繋がりはここで終わらせるのではなく、今後も大事にしていきたいです。

 
        












