こんにちは!マレーシア・サバ州コタキナバルに派遣されていた、C・Bです。
任期を終え、まだまだ心は帰国できていませんが、7か月間の活動を振り返りたいと思います。
私が大切にしていたのは、生徒一人一人と向き合うことです。派遣先校では計150名が日本語を履修しており、最初は名前を覚えきれませんでしたが、名札を作ったり、生徒たちを撮影したビデオを見返す等していく中で、徐々に覚えることができました。自分自身が学生時代、どちらかというと内向的な生徒だったこともあり、男女ともに大人しそうな生徒には特によく話しかけました。ある生徒に、名前を呼びながら声をかけたところ、「私の名前を覚えてくれたんですか?」と驚きつつ嬉しそうに言われたことがあります。生徒たちの日本語学習への興味を高める手助けをするには、自分自身が各学年、そして一人一人と信頼関係を築く必要があると強く感じ、他愛もない会話から悩み相談に至るまで、可能な限り生徒と向き合うことを意識していました。
生徒たちとの絆がより深まったと感じたのは、文化祭に向けて浴衣の着付けの練習をしたことと、全員でダンスをしながら学校を紹介するビデオを撮影したことです。放課後に撮影があるのに先生に何も伝えず帰宅した生徒がいたことで撮影が止まった時や、おしゃべりを止めない時等、厳しいことを言ったりもしましたが、いずれも、「協力」や「報連相」について伝える機会になりました。自分自身が生徒たちと正直に向き合っていると、生徒たちもどんどんまとまっていき、本来授業後はすぐに保護者の車で帰宅するところ、自分の撮影がなくても学校に残ってサポートしてくれる生徒が増えました。
生徒たちがくれたたくさんの気づきや経験、そして何よりも私のパートナーとして一緒に活動をしてくださったCP先生(現地の日本語の先生)には感謝の気持ちでいっぱいです。この経験を、今後少しでも多く自分の活動に生かしながら、マレーシアで得たさまざまな体験について、周囲の人たちに伝えていきたいです。

 
        











