大家好(みなさん、こんにちは)!台湾・台南市に派遣中のKumiです。
今日は私の派遣先の国立善化高等学校で実施した講座「日本の武道と合気道について」の紹介をします。
私は長年日本で合気道をしていたので、ぜひ台湾の高校生たちに合気道を紹介したいと思っていました。国立善化高等学校では、1つの授業は2コマ(1コマ50分授業)で行います。まず、最初の1コマでスポーツと武道の違いや礼儀作法、合気道の特徴等を説明し、合気道に関連するアニメや動画等を観てもらいました。
休憩を挟んで、2コマ目はいよいよ合気道体験です。今回体験してもらったのは、「正座と礼」「相手に手首をつかまれたときの対処」「相手のバランスの崩し方」の3つです。おそらく、生徒たちほぼ全員合気道をしたこともなければ、合気道自体知らないだろうと思ったので、できるだけ基本的なことと、分かりやすいものを体験内容に選んだつもりだったのですが、実際にやってもらうのはホントに難しいと実感しました。長年合気道をしてきている自分にとっては当たり前に動けることが、初めて経験する人からしてみれば全く動けなかったり、「なぜそうなるの?」と不思議そうにしていたり……。自分では易しい内容のものを選んだつもりが、初めての人からすると全然易しくない。日本語の授業でも発音の練習をしたりしますが、同じことですよね。何でも初めての経験は難しくて大変なんだという、当たり前だけど忘れがちなことを、今日生徒たちから教えてもらいました。
私の日本語パートナーズとしての活動で、「合気道を紹介する」ことは大きな目標の1つでもありました。そのためか、今回の講座の日程が決まってから、毎日「うまく説明できるだろうか」「失敗したらどうしよう」とずっと緊張したまま、当日もドキドキそわそわしていました。そんな私の緊張をよそに、当の生徒たちは和気あいあいと思い思いに体を動かしているのを見て、自然体が一番なんだと気が付きました。合気道のことも、自然な形で何か感じてくれたらいいなぁと思っています。










