こんにちは！インドネシア・中部ジャワ州のマゲランに派遣中の坂井日菜です。
私の派遣先校の1つであるマゲラン第4国立高等学校では、毎週木曜日に1時間、「TALENTA」という行事が開催されます。「TALENTA」は日本語で「才能」を意味します。この時間には、3つのクラスがそれぞれ出し物を披露します。内容は伝統的な踊りや最近流行しているダンス、歌、詩の朗読等さまざまで、生徒たちは自分の得意分野を活かして発表します。
TALENTAでインドネシアの伝統的な踊りを披露する生徒たち
私はTALENTAで彼らの出し物を見るたびに、そのクオリティの高さに圧倒されます。ダンスや演奏はもちろん、衣装も本格的で、生徒が自ら楽しんで取り組んでいるのが伝わってきます。練習や準備の様子を見学した際には、生徒同士が協力し合い、メイクやダンスの指導等、それぞれの才能を活かしている姿が印象的でした。TALENTAは、伝統の継承や自主性・協調性の育成等、教育的にも非常に効果の高い取り組みだと感じます。
実はこのTALENTAは、今年の7月に始まったばかりの新しい取り組みで、インドネシア政府が推進する「7 Kebiasaan Anak Indonesia Hebat（優れたインドネシアの子どもたちを育てるための7つの習慣）」の目標を達成するための一環として実施されています。この運動では、Bangun Pagi（早起き）、Beribadah（礼拝）、Berolahraga（運動）、Makan Sehat dan Bergizi（健康で栄養のある食事）、Gemar Belajar（学びを楽しむ）、Bermasyarakat（地域社会との関わり）、Tidur Cepat（早寝）という7つの良い生活習慣を身につけることを目指しています。
派遣先校にあるポスター
私の学校の生徒はいつもエネルギッシュです。その元気の源はこの7つの習慣によって育まれているのかもしれませんね。
