みなさま、オム・スワスティアストゥ(Om Swastyastu.バリ語でこんにちは)。インドネシアのバリ州に派遣されている、牧野梓です。
今回は、休日の過ごし方を紹介します。私の派遣先校は土曜午後、日曜、バリの祭日が休みです。私は配車サービスを利用して散策に出かけることが多いです。バリは寺院や自然、そして祭りが多く、見どころがたくさんあります。
10月の週末、派遣先校の先生家族が、有名な観光地であるキンタマーニ等を案内してくれました。
バリ島中北部にあるキンタマーニは、標高約1,500mの高原地帯です。バトゥール山やバトゥール湖等、壮大な景色を見ることができます。コーヒーやみかんの栽培でも知られています。
私は山とコーヒーがとても好きです。それを知っている先生は、バトゥール山のすぐ近くのカフェに連れて行ってくれました。先生のご家族と楽しくおしゃべりしながら山を眺めて飲むコーヒーは、本当に美味しかったです!
翌朝は、お寺でMelukat(ムルカット)を体験しました。ムルカットは、日本語では沐浴と表現でき、伝統的な浄化の儀式のことです。身体・心・魂を清めるために行われます。ムルカットのときは正装をする必要があり、腰布と帯を着用します。
水に入る前と後に、お祈りをします。お祈りには、ヤシの葉で作った器に、花、葉、線香、お菓子等を入れたお供物を用意します。私は、お線香の香りをかぐだけでも心が安らぎました。
先生や先生のご家族に教えてもらいながら、お祈りをしました。世界の平和、家族や自分の健康と平和を祈ります。
こちらのお寺は沐浴場所が2つあり、それぞれ5か所から湧き水が出ていました。下は苔で滑るため、ゆっくりと水に入ります。左の湧き水から順に水を3回飲んだあと、頭から水を浴びます。同様に隣の湧き水でも繰り返して行います。
水は冷たかったですが、陽射しが降り注いでいて、寒くはありませんでした。終わったあとは、心が静まり、視界がクリアになったような気がしました。
私にはすべてが目新しく、とても新鮮な体験でした。しかし、先生たちと会話する中で、バリの人たちにとってはこれが日常なのだな、と思いました。
普段の生活で、学校はもちろん、お店や外を歩いているときに人とすれ違うと、初対面の人でも老若男女を問わず笑顔を送ってくれます。私はとてもあたたかな気持ちになります。派遣期間中に、バリの人々やバリの文化のことをたくさん知りたいです。
それでは、Sampai jumpa lagi!(インドネシア語で、またお会いしましょう!)













