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台湾南部にある屏東県立来義高等学校ってどんなとこ?

Djavadjavai!ジャヴァジャヴァイ!(台湾の南部の原住民族、パイワン族のことばで「こんにちは」「どうも」「すみません」等いろいろ使える挨拶ことば)
皆さん、こんにちは!台湾の屏東県に派遣中の山田もと子です。

私のいる屏東県来義郷は、台湾原住民のパイワン族(排灣族)が多く住む地区です。屏東県立来義高等学校は中学も同じ校舎内にあり、全校で340人。日本語パートナーズ台湾10期が活動している派遣先校の中では、生徒数が最も少ない学校です。生徒の97%が台湾原住民で、ほとんどはパイワン族。そのほかはルカイ族(魯凱族)等という構成です。

特徴的な校舎の来義高等学校

着任してすぐに、放課後図書館に集まって現地の日本語の先生と一緒に歌や踊りの練習をしている生徒がいることに気が付きました。伝統的な民謡と英語とパイワン語をミックスした歌を練習していました。彼らは「屏東県立来義高等学校訪米教育・文化交流プロジェクト~大地に根をおろし、世界つながる」の為に9日間、アメリカのワシントンD.C.を訪問する交流団のメンバーだったのです。

10月頭に屏東県政府で行われた記者会見に私も同行できました。生徒たちは原住民の正装で緊張しながらも歌を披露し、取材も受けていました。普段は無邪気な生徒たちですが、その誇り高い姿にうるうるしてしまいました。

記者会見で先生たちも一緒に記念撮影
細かな刺繍と飾りでとても美しい
勇者の風格あふれる生徒

高校3年生が卒業写真を撮る時もみな原住民の装束でワイワイしていました。それぞれの家庭で何代も受け継がれた衣装を着ている生徒もいます。日本統治時代の貨幣を飾りとして使っている衣装もありました。

卒業写真撮影に集まった生徒たち

私はパイワン族語の授業にも参加しています。日本語からの借用語がたくさん残っているので、それが元々どういう日本語なのかを発音したり説明するのも私の役目です。

台湾のほかの地域の派遣先校とはすこし違った日本語パートナーズの活動、何が待っているのか?おたのしみに!

Writer
台湾 屏東県
山田 もと子さん

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