スラマッ・パギ!(インドネシア語でおはようございます!)インドネシアの西ジャワ州・西バンドン県に派遣中の長友久美子です。
10月初旬から西バンドン県・レンバンでの生活が始まりました。高原の町と聞いていましたが、想像以上に涼しく、朝晩は寒いほどです。10月半ばには本格的な雨季が始まり、朝の青空が昼には灰色に変わる空の移ろいを毎日眺めています。インドネシアだから暑いに決まっていると、薄手の服ばかり詰めてきたことを、今は後悔しています。もっとも、帰国時用にと防寒肌着と軽いダウンジャケットを持ってきてはいましたが、まさかこんなに早く袖を通すことになるとは想像していませんでした。派遣先校では先生や生徒が厚手の上着を着ていて、初めのころは「ちょっと大げさでは?」と思っていましたが、早朝のバイク通勤・通学には欠かせないものでした。
そんなレンバンの朝は、とりわけ印象深い時間です。タンクバン・プラフ山をはじめ、プトリ山やブランラン山が静かに町を囲んでいて、高台に立つと、朝の光の中で緑が輝き、本当に美しいのです。白い霧に包まれる日もあり、ひんやりとした風が通り抜け光が差すと、この町の朝は特別だと感じます。
日曜日には、Seskoau(空軍の学校)近くで開かれる朝市が賑わいます。野菜、果物、ローカルフード、服、そしてひよこやうさぎまで並びます。最初はCP先生(現地の日本語の先生)に案内してもらいましたが、今では1人で、毎週のように足を運んでいます。
市場でこれまでに味わったのは、ブブル・アヤム(とり粥)、タラス(タロイモを蒸しただけ、すりおろしたココナッツをまぶしながら食べる)、そして、ここ西ジャワ州で食べられているプユムと呼ばれる発酵キャッサバの甘酸っぱいおやつ。また地元の牛乳や、ウコンの苦味が効いたインドネシアの伝統的健康飲料、ジャムウにも挑戦しました。
10時を過ぎると、青空はいつの間にか雲に覆われ、午後には雨が落ちてきます。雨季のレンバンを訪れるなら、どうぞ少し早起きして散策してみてください。













