サワディーカー!タイ・サコンナコーンの齋藤真子です!
11月5日に、ロイクラトンというタイの伝統的な祭りがあり、その祭りのパレードに参加させていただきました。ロイクラトンとは、川の神様に感謝するお祭りで、この時期の満月の夜に行われます。「クラトン」と呼ばれる灯籠を、悪い運気とともに湖や川に流し、川からの恵みに感謝します。
「クラトン」は、バナナの葉から作ったもの、パンから作ったもの等、たくさんの種類があります。自分でクラトンを手作りする人もいれば、祭りで買う人もいます。手作りする人は、悪い運気が溜まっている自分の髪の毛や爪を、クラトンの中に少し入れる人もいるそうです。ほかにも、願いを込めてお金を入れる人もいます。
毎年サコンナコーンでは、ロイクラトンの日に地域のいくつかの学校や官公庁等が集まり、ロイクラトン会場までの道のりをパレードするそうです。今年はシリキット王太后陛下が崩御されたことに伴い、ダンスと音楽がない静かな雰囲気の中開催されました。各学校のパレードの車に続き、生徒や先生、職員がクラトンを持って会場まで向かいます。なんと私はそのパレードの車に乗せてもらうことになりました。
ヘアメイクをし、パレード前に派遣先校の先生と記念撮影してから車に乗り込みます。パレードが始まったのは19時でした。車から見おろす街は、いつもと景色が違っておもしろかったです。小さい子どもからお年寄りの方まで、手を振ってこっちを見ていたので、背筋が伸びました。
ロイクラトンの会場に着くと、クラトンに火をつけ、湖に流しました。たくさんのクラトンが浮かんでいて、幻想的でした。たくさんの人がお願いごとをしながらクラトンを流しているのが印象的でした。
今回、派遣先校がこのような機会を与えてくださりましたが、外国人である私に貴重な体験をさせていただき、とても感謝しています。















