こんにちは。タイ・ロッブリーに派遣中の田中智恵子です。
派遣先校に来て落ち着いた頃、「福岡県の高校生と交流しよう」と生徒たちに呼びかけました。現地の日本語の先生(CP先生)の協力も得てビデオレターを作成したり、アプリを使った掲示板での交流を重ねたりしながら、先日オンラインでやっと対面することができました。
待ちに待ったオンライン交流会には、派遣先校から高校1年生と高校3年生が参加し、福岡県の高校生・ESS(English Speaking Society)部の皆さんと交流しました。まずは各グループの代表者同士が全体で自己紹介を行い、その後ブレイクアウトルームに分かれて少人数でフリートークをしました。グループも途中で入れ替わったため、多くの生徒同士が交流できました。最後は、アプリを使った日本語クイズも楽しみました。
特にブレイクアウトルームでの様子は想像以上に盛り上がり、生徒たちは画面に身を乗り出すほど夢中になって話していました。高校1年生は数か月前にひらがなを覚えたばかりで少し心配しましたが、翻訳アプリや英語を使ったり、画像を見せたり、CP先生のサポートも交えながら一生懸命話していました。高校3年生はさすがで、少し余裕を持って交流を楽しんでいました。
今回の交流会は、事前に双方の代表生徒同士が話し合いながら作り上げた生徒主導の企画でした。特にESS部の皆さんが派遣先校の生徒たちをしっかりリードしてくれて、本当に心強かったです。そして、交流にご協力いただいた福岡県の高校の先生方にも、心から感謝しています。
同世代の異文化で暮らす生徒同士がお互いを知ることができ、学んだ日本語を実際に使う機会になったことは、生徒たちにとって意味のある時間となったのではないでしょうか。また、ESS部の生徒さんからも、とても楽しかったとの感想に加えて、「やさしい日本語」の重要性に気づいたという言葉ももらい、とても貴重な交流会となりました。














