こんにちは!フィリピンのセブに派遣中の石本です。
8月から派遣されて、約4か月が経ちました。いろんなことがあったのですが、私が感じたことをお伝えできればと思います。私は、セブの中でもセブシティという中心地に住んでいます。学校がたくさんあり、レストランやスーパーマーケット等も近くにあって、便利なところです。困ることはなく、派遣先校も楽しくて充実した日々を送っていました。
2か月経って軌道に乗ってきたときです。2025年9月30日にセブのBogo(ボゴ市)で、M6.9の地震が襲い掛かりました。建物は崩壊し死者も出ました。セブシティも揺れてパニック状態。近隣の方々も不安に襲われて夜通し外で避難している人もいました。落ち着いたかと思えば、2025年10月10日ミンダナオ島南部沖でM7.4の地震が発生しました。立て続けに起こる災害に、私含め、セブの人々は本当に精神的にも肉体的にも大変でした。生徒の安全を考えて、対面での授業は1か月間中止となり、誰とも会うことができませんでした。
そんなある日、facebookを見ているとセブ市役所でBogoやDavao(ミンダナオ島のダバオ市)に向けて寄付金や物資を集めているという情報を目にしました。早速次の日セブ市役所まで行ってみると、そこにはたくさんの人がいました。寄付をしている人や復旧の手伝いをするボランティアの方々等がたくさんいました。本当にびっくりするほど混み合っていたのです!その場にいる皆さんの必死な顔や雰囲気は今でも忘れられないほどです。
私は日本に住んでいるとき、遠くで起きた災害は他人ごとのように感じていました。自分に起きていないことなので想像することもできなかったのです。でも、セブに住んでいる人々は違うのだな、と思いました。自分ごとのように捉えて一緒に頑張ることができる……皆で力を合わせて行動することができる……そんなように感じました。この時だけではなく、11月3日に台風Tino(台風25号のフィリピン名)でも大きな打撃を受けました。ですが人々は同じように行動をして、少しでも早い復旧作業に取り掛かっています。
フィリピンはインフラが弱く発展途上と言われることも少なくありません。ですが、どんなに災害が来ようとも何度でも立ち上がっています。人々の心は、どこの国よりも強いのかもしれません。








