大家好(みなさん、こんにちは)!台湾・台南市に派遣中のKumiです。
今日は休日の過ごし方について書いてみます。
台湾には日本統治時代に日本の武道を広めるために「武徳殿」という道場が各地に造られており、今も多くの武徳殿が現存しています。そして台南にも武徳殿があると知り、武道好きな私はもちろん行ってみることにしました。
さっそく忠義國民小学校の門をくぐり武徳殿のほうに歩いていくと、なにやら声が聞こえてきます。武徳殿の中を覗くと剣道の稽古をされており、ちょうど休憩中でした。中に入れただけでも十分満足だったのですが、近くにいた人に声を掛けて見学させてもらうことにしました。
しばらくして稽古再開です。とても熱のこもった稽古に、初めは「おおっ!」と圧倒されていたのですが、そのうちうずうずしてきました。実は私も学生時代剣道を少しかじっていたので、数十年経ってもやはり血が騒いだのでしょう。大人しく見学だけして帰るつもりでしたが、やっぱり私も剣道がしたい!そんな思いが「実は私も昔剣道をやっていたんです!」と言葉になって出てしまいました。すると、有難いことに師範から「毎週ここで稽古をしているから、ぜひ来週から来てください」とお誘いの言葉をいただいたのでした。
翌週、道着を抱えワクワクしながら武徳殿へ。ところがいざ稽古が始まると、まったく体は動かず、最初の素振りでフラフラです。見ているだけと実際にやるのとは大違いです。稽古についていくだけで精一杯でしたが、それでも皆さん最初から最後まで、丁寧に優しく指導してくださいました。本当に心から“謝謝您(ありがとうございます)!”です
それともうひとつ、皆さんとの会話で印象的なことがありました。稽古の後に色々お話しているなかで「台湾で剣道は人気があるのですか?」と尋ねたところ、少し間があってから一人の女性が「私たちは剣道を広めるために活動しています」ときっぱりと真剣なまなざしで仰ったのです。
台湾の方々が日本の武道を広めようと頑張ってくださっていることに、感謝と感動でいっぱいになったのは言うまでもありません。これからも、このような交流をたくさんしていきたいと思います。














