みなさん、こんにちは!タイ バンコクに派遣されている髙木千草です。
私が山が好きなことを知っているのか、現地の日本語の先生が、タイの有名な山について生徒たちに日本語で紹介文を書いてもらうという授業をしてくださいました。紹介文にはイラストまでついていて、それを読むとどの山にも行ってみたくなりました。なかでも、ランパーンの山の頂上にあるワットチャルームプラキアット(天空のお寺)に強く惹かれ、日本に帰るまでに絶対行こうと思いました。
私の派遣先校では、10月から1か月間の休みがあります。そこで思い切って、ランパーンへの一人旅を決行することに!
バスターミナルからソンテウ(乗り合いバス)を往復チャーターし、助手席に座ってさあ出発!片道1時間半の道は、通る車がほとんどなく、のんびりとした風景を楽しみながらのドライブです。ソンテウの乗り換え場所で別のトラックに乗り換えて、急で曲がりくねったでこぼこ道を20分ぐらい走って、ワットへの登り口に到着です。
苔むした山道を一人とぼとぼ。少し行くと階段が見えてきました。動画では、とてもハードだと紹介されていたので、気を引き締め、鼻呼吸を心掛けながら登り始めます。瑞々しい植物に癒されながら、誰もいない大自然の中を黙々と歩き続けること、30分強。天空のワットに到着です。20畳ぐらいの広さの板の間に仏像が置かれ、屋根には、日の光を受けて輝くサンキャッチャーと心地よい音色を奏でる風鈴がいくつも下がっています。
ワットの周りには、白いパゴダ(仏塔)がいくつもあり、青空にまばゆく映え、眼下には田畑が広がり雲が湧き上がってきます。
とても素晴らしい景色と風鈴の音色を聞いていると、登ってきてよかったなと感動で胸がいっぱいになりました。しばらくすると、タイ人のグループが登ってきて、写真を撮ってくれました。ワットから見える美しい風景と、ここまで登ってきた頑張りを片言のタイ語と英語で分かちあえたことも良い思い出です。














