みなさま、オム・スワスティアストゥ(Om Swastyastu.バリ語でこんにちは)。インドネシアのバリ州に派遣されている、牧野梓です。
今回は、派遣先校でおこなった活動を紹介します。
インドネシアでは抹茶が大人気です。CP先生(現地の日本語の先生)や生徒からリクエストがあり、日本語クラブで茶道を紹介することになりました。私は茶道について詳しくなく、本格的なことはできません。それでも、茶道を通じて生徒に一番伝えたいことは何かを考えました。
派遣前研修では茶道も習い、そのとき「一期一会」を大切にする心、亭主がおもてなしをして客はそのおもてなしを感謝して受け取る、ということに私は共感しました。日本語クラブでも「一期一会」と「おもてなし」をメインに伝えたい、とCP先生に事前に相談したところ、「そうしましょう!」と賛同していただきました。
2週に渡っておこない、1週目は、歴史や「一期一会」「おもてなし」とあいさつを紹介しました。あいさつは、客が複数の場合に言う「お先に」と、「お手前ちょうだいします」に絞りました。「美味しいです」「苦いです」「熱いです」等、お茶を飲んだ後の感想を言う練習もしました。
2週目は、実践です。初めは茶筅を恐る恐る動かし「先生、これでいいですか?」とあちらこちらから声が飛んできましたが、慣れてくると素早く茶筅を動かせるようになりました。生徒たちの飲み込みの早さにはいつも驚かされます。
生徒には、茶碗と任意で好きなお菓子を持ってきてもらいました。私は日本で調達した金平糖をみんなに配りました。お菓子を置くための懐紙には、消しゴムはんこで作った梅のスタンプを押しました。私なりのおもてなしの気持ちです。














